深谷煉瓦工場からは利根川支流の小山川の土手を歩きます。 個人で歩いたら、標識もなくて不安になるような道ですが、駅からハイキングのいいところは、同じような方々が地図を片手に歩いているところです。 参加者はシニアがほとんど。夫婦連れのほかに単独行の方々もたくさんいらっしゃいます。連れが居なくても参加できるのもいいところかもしれません。 川沿いの公園に渋沢栄一の喜寿の祝に建てられた煉瓦作りのコッテージ誠之堂が世田谷から移築されています。 おもちゃ箱のようにかわいらしい建物です。 外壁に「喜寿」のデザインがあります。 小山川に注ぐ支流清水川に沿って畑の中の道を行くと下手計村(しもてばか)のあたりに出ます。 渋沢栄一はいわゆる高等教育は受けていませんが、10代の頃下手計村に住む従兄の尾高惇忠に論語を学んだのが、基礎になっているのだそうです。 尾高家の住居が特別公開されていました。 栄一23歳の頃(文久3年)、尊王攘夷の志を持った仲間たちと、この家の2階で高崎城乗っ取りの謀議をしたとか。 渋沢栄一の実家中の家(なかんち)があるのは血洗島村(ちあらいむら)という不気味な地名な村。不気味な地名ですね。どんな由来があるんでしょう。 渋沢栄一は、この血洗島の藍玉の製造販売、養蚕などをてがけた豪農の出身。栄一も14歳の頃には単独で信州方面に出向き商いをしていたそうです。まったく人の人生はわからないものですね。 中の家の庭には、渋沢栄一の銅像が立っています。 渋沢は、身長が150センチ。当時としても短躯だったのではないでしょうか。 ウォーキングのコースは岡部駅まで。やや単調なコースです。 途中の小高い丘の上に中宿古代倉庫群跡があります。 今から20年前に発掘された奈良~平安にかけての16棟の倉庫跡です。 ここから岡部駅まで約1.5キロ。 16キロ完歩しました!! 見学時間入れて6時間、ほぼコースタイムとおりでした。 見所の多いコースで退屈はしませんでしたが、やっぱり疲れました。
by small-small-world
| 2011-11-21 21:22
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