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セゴビアのアルカサル~スペイン再訪(19)

セゴビア2日目の朝、マヨール広場から緩い坂道を下り、台地の突端にあるアルカサルに向かいました。
家々の壁はそれぞれ異なるデザインの漆喰模様が施されています。

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入り口の小さな建物、建物の奥には中庭があるのでしょうか。高い壁が続く街並みを歩きながら、内部ではどんな生活が営まれているのか想像していました。

アルカサルはほんとうに崖の突端にあり、眼下には広々とした平地が広がっています。
古代にはケルト人が砦を築いた場所ということですが、うなずけます。

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中世に建造されたアルカサル。
1474年には、この城でイザベル1世はカスティーリアの女王に即位したそうです。
描かれた女王はほっそりとしていて、レコンキスタを成し遂げ、コロンブスの新大陸発見を支援した大女王のイメージではありません。

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(それにしてもスペインを旅しているとイザベル女王のかつて訪れた場所にあちこちで遭遇します。あの時代にどうやって荒涼たるスペインの野を旅していたのでしょう。)

アルカサルはカスティーリア王の居城として使われた後、砲術学校として使用されたときに小部屋からの失火で内部がほぼ全焼してしまったために現在の装飾等は近隣の他の城から移されたり、復元されたものだそうです。

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城の舳先部分

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152段のらせん階段を上り、城の塔に登ってみました。
丘の上にはカテドラルが見え、眼下にはどこまでも荒野が広がります。

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おや・・・また発見!
眼下の木の上にコウノトリの巣。
子育て中でしょうか。
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一か所だけでなく、何本もの木の頂に巣がありました。
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サラマンカ・アビラ・セゴビア・・・このあたりにはたくさんのコウノトリが住んでいるのですね。
何気なく撮った写真を帰国してからPCで見ると空に大きな鳥が飛び交っています。きっとコウノトリだったのでしょう。

セゴビアからはバスでマドリードへ。
セゴビアのバスターミナルは水道橋から歩いて10分ほど。便利です。
高速道路を走っていたバスが時折一般道に降り、小さな村のバス停で村人を乗せたりするのを楽しみながらのバス旅でした。

さて、一年ぶりのマドリード
ソル広場あたりをのんびり散歩したり、バルに立ち寄ったり・・・・
旅も最終盤です・・・。

by small-small-world | 2015-09-08 23:01 |   スペイン再び・2015 | Comments(0)
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