「多倫路文化名人街」から歩いて5分ほどのところに魯迅が亡くなるまでの3年間を過ごした住居が公開されています。
地図を片手に、指差しながら「ルーシーン?」(魯迅の中国語読みがルーシーン)と小学校の受付にいた女性に聞くと、部屋から出てきてくれ、私の体の向きを両手を使ってかえ、身振り手振りで道路の反対側だと教えてくれました。 レンガ造りの集合住宅の一角のわかりづらい場所でした。もともとは30年代に大陸銀行が作った賃貸住宅だったそうです。(右側建物の一番奥の区画が魯迅の住んでいた部屋) 入館料一人8元を払うと、いかつい軍服のようなものを着た服務員が住居の鍵を開けてくれました。幅は大きくないのですが、内部は3階半になっています。 「ショサイ」「シンシツ」「ソーコ」服務員は無愛想ながら、日本語ひとことの説明をしてくれました。書棚には日本で出版された美術全集が並び、食器棚に並んだ茶器も日本製でした。 同様な住宅が近くに何棟かありましたが、上海の居留区のハイカラな生活ぶりがしのばれる造りがわかって、興味深かったです。 もう6・7年前になりますが、杭州からバスで紹興酒で有名な紹興を訪れたことがあります。水路や古い町並みの残る魅力的な町紹興は、魯迅の生家のあるところ。 魯迅の生家の横には記念館があり、小説に出てくる料理屋が今でも繁盛していてそこで昼食をとりましたっけ。 はからずも魯迅の生家と終焉の地の両方を訪れたことになったのですが、魯迅の作品はかなり前に小品を読んだだけ。これを機会になにか読んでみたいと思います。
by small-small-world
| 2006-02-26 18:00
| 上海2006
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Comments(1)
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by
tubomim at 2006-05-23 16:02
先日多倫路に行きましたが、残念ながらここまでいけませんでした。これから機会があれば またいきたいところですね。T・Bさせていただきよろしく!
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