京都八坂神社の祇園祭に初めて行ってきました。
宵山の日の昼過ぎ、四条烏丸あたりにさしかかると長刀鉾を先頭に大きな鉾が並び、大変な賑わい。 町全体がお祭気分です。 左は函谷鉾の上から長刀鉾方面を見たところ。鉾の上は相当高いということを実感しました。 室町通から新町通りへ、各町の山鉾を見て歩きました。 各町の町家(まちいえ・町内会館のようなもの)の前では、町衆達がそろいの浴衣を着て見物の人たちをもてなしています。 それぞれの町家の中には、重要文化財の山鉾の懸装品の絨緞や緞帳や稚児の人形が飾られ、祇園祭の古い歴史を間近に見ることができました。 左は函谷鉾の緞帳。17世紀初頭のベルギー製。 ほら貝のブオーという音につられて行ってみると、山伏山の前では山伏たちの一群が読経の最中。 女人禁制の山鉾ですが、宵山の日には女性も上に上がれるので、いくつかの鉾にあがってみました。 これは舟鉾の天井絵。バラの花の絵もありました。 夜には西洞院通と油小路通あたりをそぞろ歩きました。 夜店や大型の山鉾で賑わうあたりと違って、このあたりはほんとうに静か。 暗い道をいくとちょうちんの灯がともるあたりに「山」が置いてあり、浴衣姿の町衆がのんびりもてなしてくれます。 太子山などでは子どもたちが 「聖徳太子の知恵のお守り、これより出ます 常は出ません、今夜限り」 と独特の節回しで歌いながら、蝋燭やお守りを売っています。 文化はこうして受け継がれていくのですね。 一日の歩行歩数:22000歩
by small-small-world
| 2006-07-19 15:06
| 奈良・大和の旅 2006~2010
|
Comments(2)
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lehto at 2006-07-19 18:31
日本の昔からあるお祭りはどこもいいですね!
京都の祇園祭は見たことがありませんが、長崎生まれの私は おくんちというお祭りがとってもこの雰囲気と似ています。 博多には山笠。 どこの町にもその祭りに情熱を注ぎこむ人々がいて、そうやって文化が引き継がれていって、また歴史に一幕刻まれていくんですね。 いいねえ、文化って。
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small-small-world at 2006-07-19 21:09
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