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本を捨てる

あちこちばらばらに置いてある本棚をまとめようと思い立ちました。

どうせ動かすなら
この際あふれた本を整理してしまおう・・・・・・・

本棚には10年前改築した時に並べたまま一度も手を触れたことのない本
その時々の関心に応じ購入した本   などなど
いつの間にかあふれてしまっています。

以前ブック****にほぼ新本のハードカバー本や文庫本を持ち込んだらエッというほどの低価格だったのに驚いたことがありましたが、本棚の本は並べている間に黄ばんだり、しみが出た本が多いので、ブック****では引き取ってさえもらえない本ばかりです。
とくに稀覯本といえるような本もありません

本の数を減らすには処分するよりありません
どの本を残し、どれを処分すればいいのでしょう??

残す基準は
「思い出のある本」
それから「愛着のある本」

月日を経てかつては大切だったものがもうどうでもよくなっていたり・・・・
世の中に通用する価値とは違う次元で私にとって大切なものがあるのに気づいたり・・・・

本を捨てる_c0039428_1747489.jpg本を整理するのは
私にとって本の整理以上の作業になりました。

かなり多くの本を捨ててしまいました。悲しいことでしたが・・・・

なんとか売れそうな本はどなたかが読んでくださればと思うので、古本屋さんに持ち込んでみるつもりです。もちろんたいした値段にはならないことは承知です。

やっと整理がついてきた私の本棚はすっきり
思い出のある本、愛着のある本そして今関心のある本が並んでいて
今の「私」が見えるような気がして感慨ふかいものがあります。

大切なのは「モノ」ではなく、「思い出」や「愛着」なのだということをあらためて感じています。




ところで、この機会に
お会いする方々に本の整理をどうしていらっしゃるのかお聞きしてみました。
その方々の生き方が感じられて興味ぶかく思いました。

60代後半の方々、マンションすまいの方々の多くはすでに本を処分されていて
さらに
本は買わないで借りる、買った本は読み終えたら誰かに差し上げてしまうなどして本の数を増やさない努力をしていらっしゃいました。

50代の方々には蔵書として本棚を買い増してまでして蓄えている方が多い一方、そろそろ整理に入ろうとしている方々も多いようでした。すでにケアマンションへの転居を検討されている方があったのには同世代としてはショックでした。その場合本のみならず家財道具の80%は処分しなければならないそうです。

「もったいない」「公共施設に寄付すれば」との声も聞きましたが、寄付されたほうがありがたいと思ってくださるような本はごく少数、ありがた迷惑なのは目に見えています。

本というものについて
考えさせられているこの1週間です

 参照::本を捨てること関連サイト


by small-small-world | 2007-04-19 18:38 | ★日々の楽しみ | Comments(0)
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