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笠間を歩く

4連休。家でくすぶっているわけにはいきません。
JR「駅からハイキング」の企画にのって茨城県笠間まで歩きに出かけました。

笠間を歩く_c0039428_1085478.jpg笠間稲荷では樹齢400年の藤が満開でした。
ふわりとした香りが漂っていました。

笠間を歩く_c0039428_10102429.jpg珍しい八重咲きの藤
濃い紫でまるで葡萄の房のようです。

笠間を歩く_c0039428_10205422.jpg一度訪れてみたかった日動美術館
幸運なことに佐伯祐三展を開催中でした。
今回改めて気付いたのは彼がわずか30歳で死去したということ
わずか10日のあいだに彼と娘が死んでしまったこと
妻の佐伯米子さんは、二人の遺骨を抱えて帰国したこと

彼の描いたパリはどんよりと暗い色調
何かを模索し、描き続けたのでしょう

30歳より先まで描き続けられれば、
きっと目の前が開けるような色調は変化し、熟していったんのだろうに
早世が惜しまれます。

笠間は低い山々に囲まれた盆地の町
その山のひとつに植えられたつつじが満開
「つつじ祭り」を開催中。最近は観光客集めの町おこしに花を使う町が多いですね。
笠間を歩く_c0039428_10294662.jpg日動美術館からつつじ山に向かう坂道の途中の小さな家にのぼり旗が立てられ、立ち寄る人が多いので寄ってみると、歌手の坂本九が終戦の頃疎開していた家だそうです。

坂本九は9人兄弟の末っ子だったそうですが、にぎやかだったことでしょう。

笠間駅で流れるオルゴール音、街中でアナウンスに使われる音楽が坂本九の歌だったわけがわかりました。
坂本九は結婚式を笠間稲荷で挙げ、笠間とのつながりを大切にしていたそうです。

笠間を歩く_c0039428_10351060.jpgつつじ山は満開
色とりどりの赤で埋め尽くされていました。

笠間を歩く_c0039428_1037440.jpg見下ろすと田植えが始まったばかりの田んぼ
周囲の山々を野藤の薄紫の花が彩り
爽やかな季節です。

笠間を歩く_c0039428_1182133.jpg焼き物で有名な笠間
公園いっぱいにテントがならび陶炎祭の真っ最中
あまりたくさん並んでいるのでかえって買う気が起きませんでした。

駅に向かう帰り道に工房が点在していました。
食器を選ぶならここだったのですね。

歩数: 21000歩
by small-small-world | 2008-05-05 11:09 | ☆散歩道 | Comments(0)
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