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庄内の旅(3)~酒田

鶴岡から車で北上。
田植えを終えたばかりの田んぼの向こうに残雪の鳥海山が浮かんでいます。
爽やかな皐月の庄内平野です。
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酒田の山居倉庫
欅並木の新緑。
緑したたるがごとし。
ずっとその下にすわっていたいほどの美しさです。
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庄内の旅(3)~酒田_c0039428_22255977.jpg一昨年12月に行った時にはこんな感じでした。
季節によってまるで印象が違います。

昼食は幕末1854年創業の料亭「香梅咲(かめざき)」で。

江戸時代から栄えた港町酒田にはかつては料亭がたくさんあり、芸妓も何人もいたそうですが、現在も残る料亭はごくわずか。
最近のJR東日本のCM。吉永小百合が芸妓とお座敷遊びをしているのは、酒田の相馬楼。
もともとは料亭だそうですが、現在では踊りなどを見せる場所になっているとか。
「香梅咲(かめざき)」はその相馬楼のお隣にあります。
庄内の旅(3)~酒田_c0039428_21455392.jpg門の内側には紅梅の古木。
その梅の美しさを見た出雲大社の神官千家氏が「香梅咲(かめざき)」と命名したとか。

親しみやすい雰囲気で料理もおいしく、女将も美人
楽しいひとときでした。

酒田といえば1976年の大火が記憶に残ります。
映画館の漏電が火元
夕方出火し、翌日の昼ごろ鎮火し、1500軒を越す家々が消失したとか。
「このあたりから駅のところまで全焼でした。うちは坂の上だったんで、坂の下で火がとまって燃えなかったんですよ」
焼け野が原になった酒田。現在ではすっかり復旧しているのですが、企業が撤退し、景気はあまりよくないということでした。
by small-small-world | 2008-05-27 22:40 | 庄内の旅 | Comments(0)
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