カテゴリ:   イタリア街歩き2009( 20 )

イタリアの料理はとってもおいしい

夕食時のトラットリアやリストランテ
私たちは7時過ぎには食べたいのですが、人がたくさん入ってくるのは8時から8時半就寝前に食べることになってしまいます。

c0039428_22575128.jpg夏なのでお店の前のオープンテラスで
8時を過ぎれば、だいぶ涼しくなっています。
(写真はフィレンツェ、サンロレンツォ広場近くのトラットリア「da Garibardi」)


でもいくらイタリア料理がおいしいといっても毎日だとちょっとあきてきます。
それで、中華料理を何度か食べました。

どこの街でも、どこで食べようかとお店を探していると必ず中国人の経営する中華料理店が見つかります。
イタリア料理店に較べると安上がりです。

c0039428_22532637.jpgローマ、国立博物館裏の「望郷飯店」
浙江省出身者の店だそうです。
イタリア料理では野菜が不足になりがち。中華料理では野菜炒めなどで野菜がたっぷりとれます。
「望郷飯店」の数分先、オペラ座の前にも小さな中華レストランがあり、3年前には何回か立ち寄りました。


c0039428_2302188.jpgボローニャ
マッジョーレ広場近くの路地裏で見つけた店です。


c0039428_2247189.jpgヴェローナにはまさかあるまいと思ったのですが、ありました。
この店のお隣はSushi & Sashimiの店でしたが、あまり入る気は起きませんでした。

ところでミラノでは、もうおいしいものにも食べ飽きた状態
そんなときミラノ駅にほど近いところに中国フードのスーパーマーケットを発見しました。
その夜の夕食はインスタントラーメンでした!!
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by small-small-world | 2009-09-23 20:47 |    イタリア街歩き2009 | Comments(0)


イタリア最後の夕べ
ミラノの下町のナヴィリオ運河周辺に行ってみました。

地下鉄Porta Genova駅で下車
観光客が多くて賑やかなドゥオーモ周辺と較べると親しみやすい雰囲気です。
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昔ながらの洗濯場が残っています。
かつては、にぎやかにおしゃべりしながら石の洗濯板を使って洗濯する女性達の姿が見られたのでしょう。
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バレエ学校の生徒でしょうか
川面にこしらえたステージで、練習風景を公開しています。
家族が心配そうに見守っていました。
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昔ながらの橋のそばでは、釣りの用意をしているおじいさん
水がとてもきれいで、魚が泳いでいるのがよく見えます。

イタリア旅行最後の食事は運河近くのリストランテで。
8月も末。吹く風にも秋を感じます。

Arrivederci アリヴェデルチ, イタリア また来る日まで!!
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by small-small-world | 2009-09-20 20:59 |    イタリア街歩き2009 | Comments(0)

ミラノから日帰りでヴェローナへ行ってみました。
それほど大きな街ではありませんが、こじんまりとした中にもローマ時代の円形競技場が残り、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」の舞台にもなった街です。

c0039428_11565021.jpg円形競技場では野外オペラの上演期間中。巨大な装置が置かれ、裏方の人たちが忙しそうにしていました。


ジュリエットの家といわれているカプレーティ家の屋敷跡
シェイクスピア自身はヴェローナを訪れたことはなかったそうですが。
中庭のジュリエットが立った2階のヴェランダの下にはジュリエットの銅像があります。

ジュリエットの右胸に触れると幸せな結婚ができるといわれているとか。右胸だけがツルツルになっています。
若者達のグループが次々に写真を取り合い、にぎやかにはやし立てあう声が庭に響いています。
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壁には、小さな張り紙が一杯。ジュリエットの家はまるで若者の巡礼地のようでした。
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川べりを歩いていたら、携帯にメールが入りました。
翌週の火曜日についての打ち合わせのメールでした。

今日は土曜日。・・・・・どっぷりイタリアに浸かっていて、日本での生活に間もなく戻ることを忘れていました。
そう、明日はミラノをたって日本に帰るのです。
旅ももうそろそろ終わりです。
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by small-small-world | 2009-09-20 12:02 |    イタリア街歩き2009 | Comments(0)

最後の滞在地ミラノに入りました。ミラノには3泊します。
初ミラノですから、まずは地下鉄でドォーモへ。
白く輝くファサード。圧倒されます。
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おのぼりさんですので、エレベーターで屋上へ登ってみました。
屋上にも彫刻が配置され、見事です。
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ドォーモ周辺は、観光客でいっぱい。
カメラをいじっていたら、近くにいる若者達がこちらに向かって「イエーイ」とポーズを取るのでパチリ。
明るい日差しのもとでは誰でも陽気になります。
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ミラノでも、もちろん地図を片手に歩き回りました。・・・・ショーウィンドウの洗練されたファッションをチェックしながら。

ミラノ観光のmustといえば、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」
予約が必要なのですが、イタリアに着いてチケットオフィスに電話したところ、音声はイタリア語のみ。
フィレンツェで宿泊したB&BのマダムBにお願いして電話をかけていただいたところ、8月中の予約はもう受け付けないとのこと。
「残る方法は、とにかく朝一番に行くことよ。そこで頼んでご覧なさい。」というマダムBのアドバイスに従い、朝8時45分にサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会のチケットオフィスに行ってみました。
何のことはない。ガラガラでした。
「何時の予約が取れますか?」
「immediately!」
静かに15分間の鑑賞を楽しめました。
日本国内でエージェントに予約を依頼した人は、5000円の手数料を取られたそうです。
最後の晩餐鑑賞には、早起きが一番ですね。

写真左手が最後の晩餐の描かれているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の食堂
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ところで、フィレンツェのB&BのマダムBからのもうひとつのアドバイス。
「最後の晩餐を見られないとしてもがっかりすることもないわ。最後の晩餐を見るためだけに無駄に時間を使うことはないと私は思うんですよ。私がおすすめするのはこちらよ。」
手渡されたメモはブレラ絵画館の住所と電話番号でした。

ブレラ絵画館はなかなか素晴らしかったと思います。
イタリア絵画の伝統を俯瞰的に楽しめました。
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by small-small-world | 2009-09-19 21:33 |    イタリア街歩き2009 | Comments(0)

c0039428_2332840.jpg昼食をとるためにラヴェンナの町角で入った小さなバールで、たまたま隣りあわせたジーンズルックの若々しいスタイルのご夫婦。

ご主人は60代後半、奥様は60代半ばとお見受けしました。

日本からスペインからへ到着、そこから北アフリカのモロッコへ往復。その後南スペインをまわってから、北イタリアにはいったのだそうです。
お会いしたときは、全部で2ヶ月間にわたる旅行のちょうど半分、1ヶ月たったところ。
「疲れがピーク」と奥様が微笑まれました。
この後、イタリア半島を1ヶ月かけてシチリアまで南下し、日本に帰国するのは10月初めとおっしゃっていましたので、現在もまだイタリアを旅行中のはず。ナポリかアマルフィあたりでしょうか。

小さなスーツケースとデイザックに最低限の荷物をつめての旅行。衣類は3組。
「洗濯が仕事ですよ。」とご主人。
小さな旅行用コンロも持参され、ホテルの部屋で簡単な調理もされるそうです。
「言葉ができないので、道を教えてもらっても、とんでもない場所に行き着いたり、失敗の連続ですよ。」とおっしゃりながらも、とても楽しそうです。
このご夫妻とは夕方ボローニャ駅でもすれ違い、「よいご旅行を!」と声を掛け合って別れました。
私たちは12日間の旅ですが、このご夫妻のような旅もいいですね。

今回の旅行中、日本人のシニアの年代のご夫婦が、穏やかにマイペースで旅行しているのを何度かお見かけしました。豊かに実り多いときを楽しめるのは幸せなことだと思います。(私たちもシニアの端くれですが・・・。)

夏休み中ですから、イタリア国内はもとよりヨーロッパ各地からの観光客は家族連れが多かったと思います。
小学生や中学生くらいの子どものいる家族連れ、見所では父親がガイドブックの解説を読み上げ、それを家族輪になって聞いているのをあちこちで見かけました。
我が家でも子ども達が小学生のときに奈良の大仏や京都清水寺などの有名な社寺や飛鳥路などを家族で訪ね歩いたのを思い出しました。
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(写真フィレンツェ、サンタ・クローチェ教会内 ガリレオ・ガリレイの墓
ミケランジェロの墓と向かい合っています)


イタリアの教会は観光地というより信仰の場所
いたるところ著名な画家たちのフレスコ画で埋め尽くされているのですが、解説板があることは非常に稀です。
見学者は、それぞれ分厚いガイドブックを持って、それを読みながら静かに鑑賞しています。
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(写真はフィレンツェ・サンタ・マリア・デル・カルミネ教会ブランカッチ礼拝堂内
マザッチョのフレスコ画「アダムとイヴの楽園追放」で有名です。)

c0039428_23395223.jpg私たちにとっては、やはり日本語で書かれたガイドや地図が便利です。
私が旅行やウォーキングの前に必ず用意するのは「遠足のしおり」です。ただ単にガイドブックの必要ページを拡大コピーしただけのものですが、それぞれで持つことができるので、マイペース見学にはとても便利です。
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by small-small-world | 2009-09-16 23:42 |    イタリア街歩き2009 | Comments(0)

c0039428_232272.jpgボローニャから日帰りでラヴェンナのモザイクを見に行きました。
ラヴェンナのモザイクを見ることは数年来の憧れでした。

ボローニャ駅9時6分発。葡萄畑の続く平野を抜けて10時25分にはラヴェンナに到着しました。


ラヴェンナは古代においてはシーザーが軍事上の拠点を置いたこともあるアドリア海に面した海洋交通の要地でした。
5世紀初め西ローマ帝国の首都になった後、東ゴートに続き、540年には東ローマ帝国の配下に入るのですが、ちょうどその時期にラヴェンナにはいくつものキリスト教会が建てられたのでした。

その後8世紀以降ラヴェンナが歴史の表舞台に登場することはなく、さびれた集落と平原が続く地域になってしまったのですが、だからこそレンガ造りの教会はそのまま今に残されたのです。

c0039428_2363329.jpg駅から歩いて5分ほどのサンタポリナーレ・ヌオーヴォ教会は6世紀初めの建造。
ここでラヴェンナ市内の主だった教会の共通入場券と地図を手に入れました。


c0039428_2393838.jpg堂内左右の壁のモザイク
左側は聖女たち
右側は殉教者たち


地図を片手に街歩き
ビザンティンのモザイクが残る街ですが、街並みは明るい色合いです。

c0039428_23113655.jpg5世紀初めに建造されたネオニアーノ洗礼堂
小さめの八角形の建物
内部は美しいモザイク
天井は、洗礼を受けるイエス・キリスト
水の表現が面白いです。

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c0039428_23152363.jpgさらに15分ほど歩いたところにあるのは
548年建造のサン・ヴィターレ教会
大きな八角形の教会です。


素朴な煉瓦作りの教会
奥の薄暗がりほのかに金色に輝いています。
憧れのラヴェンナのモザイク
胸が高鳴ります。

なんという美しさ
後陣一面のモザイク
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右側は皇帝ユスティアヌス
左側は皇后テオドラ
細部の装飾も美しい
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c0039428_23232469.jpg教会の敷地内にある大変小さい煉瓦作りのお堂はプラチディアの霊廟
堂内は藍色のモザイク


駅まで歩いて戻り、バスで約10分
広い広い平原に建つのはサンタポリナーレ・イン・クラッセ教会
かつては港に建っていたそうなのですが、今では海岸線が変わってしまったのだそうです。

緑の平原に12匹の白い羊
まるで絵本の一場面のようなのどかな雰囲気のモザイクです。
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15時31分発の電車でボローニャへ。
豊かに満たされた一日でした。001.gif

ところで
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by small-small-world | 2009-09-15 23:28 |    イタリア街歩き2009 | Comments(0)

c0039428_2251363.jpg市の中心マッジョーレ広場の脇の路地は食料品店が並んでいます。

c0039428_22524720.jpgきれいに並べられた野菜。

c0039428_22534278.jpg生ハムやサラミ
ボルチーニ茸
それにパスタも
午前中のみの開店らしく、午後に通ったらもう閉店していましたが。


さて美食の街ボローニャで何を食べましょう。
ホテルでおいしいレストランはと尋ねたら、
「うーん、ホリデイ・シーズンだからお休みの店が多いんですよ。」と首をひねりましたが、ここならやっているかもしれないと2軒ほどのレストランを教えてくれました。
この2軒とガイドブックに出ている店を探し出したのですが、ほんとにホリデイ・シーズン。内1軒しか開いていませんでした。

c0039428_22582133.jpg静かな路地にあるGrassilliというリストランテ
タリアテッレ・ボロネーゼもおいしかったけれど
ボルチーニ茸のリゾットは今回のイタリア旅行では最高のおいしさでした。


(ところで、アッシジではホテルに併設されているミッシェラン☆のレストランに入ったのですが、こちらのほうは実はそれほどでもなかったのです。)
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by small-small-world | 2009-09-13 22:59 |    イタリア街歩き2009 | Comments(0)

暑いイタリアの8月ですが、ボローニャの街ではまるで林の中に迷い込んだように涼しい風を感じることができます。
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中世以降ボローニャの建物にはポルティコ(回廊)をつけることが義務づけられたそうで、市内のポルティコの全長40kmにも及ぶのだそうです。
ボローニャは歩行者優先の街。陽射しや車の往来を気にすることもなく歩けます。

ボローニャといえば11世紀創立の世界最古のボローニャ大学が有名です。
学生数9万人(!!)ということですが、ほんとうでしょうか。
キャンパスは街全体という感じで、ある一帯は、建物入り口に学科の名前の看板がついていました。

ちょうど夏休み
学生達がいないせいか街中が閑散とした雰囲気。街中の商店はどこもシャッターが下りていました。他の時期に来たら、ずいぶん印象が違ったことでしょう。

c0039428_17153156.jpg9月からの新学期に備え、地図を片手に不動産屋とアパートを探している若者も目にしました。

街中のゴミ収集箱は学生の掲示板代りです。
アパート情報やリサイクリング情報の手製チラシがたくさん貼られていました。どこの国の学生も同じですね。

そういえば
バスの中で隣り合わせた男子学生が、夢中で漫画を読んでいました。
覗き込んでみると庄司**さんの「生徒**」という漫画でした。
それも日本語で読んでいました。それに、彼のバッグには鉄腕アトムの大きなイラストが描かれていました。

ボローニャには書店が多いのですが、「MANGA」というコーナーがありましたよ。
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by small-small-world | 2009-09-13 17:18 |    イタリア街歩き2009 | Comments(0)

3年前のフィレンツェ滞在のときはドォーモ広場に面したアパートメントホテルに4泊しました。観光の中心地でしたから、部屋へもどってちょっと一休みしたり、中央市場で食材を仕込んで料理したりと滞在気分を楽しみました。

c0039428_11104095.jpg今回選んだ宿は、フィレンツェ市民の居住地区にあるB&B。
駅からバスで5分ほど。サンタンブロージュ市場に程近く、ドォーモ広場やシニョーリア広場までも歩いて10分ほどの静かな場所です。

「よくいらっしゃいました」と笑顔で迎えてくださったのはマダムB。
「ここでは、あなた方はindependentに暮らしてくださいね」と5本の鍵の入ったキーホルダーを渡されました。
「1本目は建物の鍵、2本目は建物の中扉の鍵、3本目は建物3階のB&Bの入り口の鍵、4本目はあなた方の部屋の鍵、そしてこの小さな鍵は部屋のクロセットの中にある金庫の鍵ですよ。」

c0039428_1114563.jpg2004年に亡くなられたお祖母様のお住まいだったところをインテリアをそのままにしてB&Bとされたそうで、とってもエレガントなインテリアでまとめられています。

c0039428_1112633.jpg「ここはサロン。どうぞご自由にお使いくださいね。祖母がいつも過ごしていた場所なんですよ」
シャンデリアの美しい落ち着いたサロンには、イタリアやフィレンツェに関する本が備えられていました。

c0039428_11131766.jpg「それからこちらのベランダでもくつろいでくださいね。」
ベランダは中庭に面していて、緑豊かなお庭を見下ろすことができます。緑が少なく見えるフィレンツェの居住地区ですが、実は中庭に緑があったのですね」

c0039428_1174480.jpg「あなた方のお部屋はこちらです」
ここちよさそうな部屋です。
壁に飾られた大きなボードには女性用の素敵な帽子がアレンジして飾られています。お祖母様が若い頃に使われた帽子がたくさん残されていたので、インテリアとして使うことを思いつかれたのだそうです。

c0039428_118966.jpg80年くらい前のものだそうですが、どれもエレガントなデザイン。
お祖母様はおしゃれでセンスのよい方だったのでしょう。


朝食はサロンでいただきます。
2泊しましたが、2泊とも宿泊しているのは私たちだけ。
私たちのために用意してくださった朝食をサロンで優雅にいただきました。

とても素敵なB&Bに泊まって、今回のフィレンツェ滞在は思い出深いものになりました。

ところで、1泊目の夜のこと
サン・ロレンツォ広場で夕食をとり、のんびり歩いてB&Bまで帰ってきたのですが、
1本目の鍵で建物の大きな木製ドアを開けたところまではよかったのですが、建物の中には薄暗くて、中扉の前に立ったのですが鍵穴が良く見えません。なんとか第2の鍵で中扉を開け、エレベーターで3階へ。
ところが3階には照明がまったくなく真っ暗。さらにエレベーターの左右の同じような扉があるのですが、B&Bの扉がどちらだったかわからなくなってしまいました。
おまけに真っ暗で鍵穴の場所さえわかりません。携帯電話のあかりを使い3本目の鍵で左の扉の何度も何度もガチャガチャと音をたてて扉を開けようとするのですが、開きません。
結局、右の扉が入り口だったのですが、冷や汗をかきました。
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by small-small-world | 2009-09-12 11:20 |    イタリア街歩き2009 | Comments(0)

3年ぶりのフィレンツェ
ドゥーモ広場からヴェッキオ橋のあたりは、あいかわらず観光客で賑やかです.

c0039428_2357459.jpgさて、3年前には内部の見学をしなかったヴェッキオ宮殿
今度こそとチケット販売所に行くと、
英語によるSecret Rout Tour があと15分後にスタートするという小さな張り紙に気付きました。Secretだなんておもしろそうです。なんだかわからないけれど 参加してみることにしました。(参加費はたしか1人1ユーロでした)

15人定員ですが、10人ほどの参加でした。(内4~5人のグループは、イスラエルから来たフレスコ画の専門家だと言っていました。)

ガイドは、40代の男性。美術史の専門家らしく、説明は大変詳しくて、1時間の予定が1時間半も案内してくれました。

1299年に建造されたというヴェッキオ宮殿はがっしりとした造りです。
その外壁の厚さは実は4メートル。そして、その壁の中には、実は秘密の通路があるのです。
受付脇の扉から入ると、そこには小部屋があり、そこから石壁の中の秘密の通路に入れます。一人しか通れないほどの幅の石の階段です。壁の中にこんな階段があるなんて、びっくりです。

薄暗い階段を登っていくと、4畳半ほどの小部屋に出ました。
この部屋を抜けてさらに登っていくと真っ暗な部屋に通されました。
ガイドが部屋のライトをともすと弧を描く天井と周囲一面に絵の描かれた小部屋です。
そこは「フランチェスコ1世の書斎」

c0039428_00118.jpg部屋の形それ自体が宝石箱の形をしています。
錬金術を研究していたといわれるフランチェスコ1世は政治よりもむしろ神秘的な世界を好み、部屋の中に描かれている絵にはそれぞれ寓意があるということでした。
片側の絵は水・女性的な物の寓意、もう片側は技術・男性的なものの寓意ということでした。
フランチェスコ1世は、この小部屋の絵を蝋燭の火をともして見たのだそうです。
           (写真はwikipediaから転載しました。)


「ところで」といって
ガイドはいきなり一つの絵の額の縁に手をかけ、さっと開きました。
実は壁面の絵それぞれの裏側は、宝物の隠し場所になっていたのでした。

部屋の奥の絵も、実は隠し扉になっていて、そこを抜けるとさらに暗い石段が続き、やがてその先には、コジモ1世の隠し部屋。ここにも宝物の隠し場所がありました。

「さて、次はForestにご案内しましょう!」
ガイドに導かれて狭い階段を登っていくと、そこはヴェッキオ宮殿の大広間の屋根裏。
ほんとうに森のように、木の柱が林立しています。
今から800年も前のこと。
山間部から切り出した木材を川を使って運んだものとか。
一種の柔構造になっているということで、何年か前、対岸でテロによる爆発の振動があったときも、びくともしなかったということです。

Secret tour に参加してしまったため、その日は宮殿の内部を見学できなかったので、翌日改めて見学しました。
五百人広場の見事な天井
この見事な天井を支えるにはどんな構造があるのか、想像もつかないことでしょうけれど
実は、まるで森のような木構造が支えているのですね。
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by small-small-world | 2009-09-12 09:41 |    イタリア街歩き2009 | Comments(0)