カテゴリ:   南イギリス2008( 25 )

旅の終わりに~イギリスの旅(21)

イギリスから帰国してちょうど3週間。
忘れないうちに書き上げてしまおうと、せっせと書いた旅ブログも今回で最終回にします。
夏休みの宿題をやっと終えたという心境です。

イギリスでは風景の中に豊かな歴史を感じることができました。
観光客向けのサービスより自分達の生活を大切にする姿勢にイギリス人の生活への矜持の保ち方のようなものを感じさせられました。

多人種が混在し、活気あふれるロンドン市内と田園風景のコッツウォルズはまるで別世界でした。これからどんな世界をイギリスは築いていくのでしょうか。見守りたいと思います。

第13回「レイコックのパブ」でご紹介したコッツウォルズのダンスについて、英国に詳しい友人のYさんから、あれはモリスダンスというのだということを教えていただきました。少なくとも15世紀に遡る伝統ある踊りだそうです。
偶然にもモリスダンスに遭遇できてラッキーでした。
第13回でご紹介したのは棒の踊りでしたが、ハンカチの踊りもご紹介します。




今度イギリスを訪れるときにはエディンバラと湖水地方に行ってみたいもの、性懲りもなく次の計画をたてていますが、まずは、ブログを書き終えたので、私もようやく秋のモードに入ります。
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by small-small-world | 2008-09-14 15:05 |    南イギリス2008 | Comments(0)

イギリスはおいしい!?~イギリスの旅(20)

旅行前、イギリスへツアーで行かれた方々に「いかがでしたか」とお聞きすると、どなたも決まったように「・・・・でも、食事がおいしくない」と言われました。

曰く、「緑黄野菜は色がなくなるくらい柔らかく茹でられていて、おまけに味がない。」「肉も同じく、全く味付けしてない」
「塩と胡椒が置いてあって、勝手に味をつけて食べてくださいってことらしい」

というわけで、相当覚悟していたのですが、どうしてどうして、茹ですぎの野菜にはお目にかかったことはなく、どこでもおいしくいただきました。

私たちの場合、昼食は簡略です。
旅先でおいしいレストランを探すのはむずかしいし、あたりはずれが怖い。それに時間もかかる。

だったら・・・・と言うわけではありませんが、街の人たちが立ち寄るベーカリーでサンドイッチやパイ風なものを買うか、ロンドンでは、大きな食品スーパーの棚に並ぶサンドイッチを買って食べました。サンドイッチはどこでも美味しくて、満足でした。

たとえば、パディントン駅構内のスーパーで買ったサンドイッチはライ麦パンに新鮮なルッコラの葉とこぼれ落ちそうなほどたっぷりのエビをはさんだもの。おいしくて、量も十分で1.5ポンドから2.5ポンド程度(500円くらい)でした。

c0039428_14194169.jpgたとえば、大英博物館近くにはたくさんのカフェがありますが、たまたま入ったカフェで食べたJack-o-potato ↓

c0039428_1423391.jpg熱々にベイクされた大きなジャガイモの上にたっぷりのチキンサラダ
これと飲み物で2.5~3ポンド(550~600円)でした。

ツアーの場合、まさかパン屋さんで買ったもので済ますというわけにはいかず、必ずレストランに入ることになり、レストランも一度に大勢に食事を出すので、毎度毎度オーバークッキングされた料理になってしまうのでしょうね。

自分達の食欲にあわせて食べたいものを食べるのがおいしく食べる秘訣。
そういう意味では、ツアーでいらした方々の「イギリスの料理はまずい」という評価はイギリス料理に対してちょっと不当な感想なのではないでしょうか。
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by small-small-world | 2008-09-14 14:30 |    南イギリス2008 | Comments(0)

ロンドンおのぼりさん観光~イギリスの旅(19)

お昼ころサウザンプトンからロンドンにもどり、ホテルに荷物を置いて、さてロンドン観光後半戦。

その日の午後は、おのぼりさんの定番ロンドン塔へ。
そして翌日は大英博物館(セントポール寺院は日曜日でお休みのため残念ながら行けませんでした。)

どちらも地下鉄の駅の改札口からぞろぞろと続く人の波。
まさに定番の観光地です。

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大英博物館は、アッシリアの浮き彫りやエジプトの彫刻などが素晴らしく、何日か時間をかけて見てみたいとつくづく思いました。

もう一度英国旅行を計画する口実ができました。
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by small-small-world | 2008-09-14 13:59 |    南イギリス2008 | Comments(0)

ドライブの終着駅へ~イギリスの旅(18)

中世の街ソールズベリーを出発すると、旅もまもなく終わりという寂しさがわいてきます。

コッツウォルズでは草地や森の中を走りぬけたのですが、海が近づくと風景の中に光が増してきます。ソールズベリーからサウザンプトンまではほんの30分ほど。

本当はソールズベリーでレンタカーを返したかったのですが、あいにくソールズベリーにはAVISの営業所がなかったので、サウザンプトンまで走ることになったのです。

営業所は波止場の一番はじっこのちいさな小屋。探し当てるのが大変でした。(写真左手)
右端はまる4日間私たちとともに走ったFord。すぐ脇においてあるのはスーツケース。
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サウザンプトンはかつてタイタニック号が最後の航海に出航したことで知られる港です。
波止場には大きな船が何隻も並んでいました。

上の写真で、小屋の向こうに見えているのは、大きなフェリー。
ちょうど着岸したところで、大きなスーツケースやザックを持った人たちが下船し、バス停に列を作っていました。大陸からの船のようでした。

タクシーで鉄道の駅まで行くとホームはさっきのフェリーから降りたらしい人々でいっぱい。
ほとんどの人がスコットランド行きの急行に乗り込んで出発していきました。

私たちは快速に乗ってロンドン、ウォータールー駅へ。
ロンドンまで約1時間20分ほどでした。

あーあ、もう旅行ももう終わり。
ずーっと、旅していたい心境なのに。
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by small-small-world | 2008-09-14 12:07 |    南イギリス2008 | Comments(0)

ソールズベリー~イギリスの旅(17)

オールド・セーラムのある岡から下っていくとまもなくSalisbury(ソールズベリー)の街に入ります。

c0039428_2247335.jpgソールズベリー大聖堂は1220年から38年間かけて建てられたもの

塔の高さは123メートル
英国一の高さを誇ります。

聖堂内にあるチャプター・ハウス内には世界史の授業で必ず勉強するマグナ・カルタの原本が置いてあります。

1215年に定められたマグナ・カルタの原本は今ではたった4通しか残っておらず、完全なものはここソールズベリーのものと大英博物館所蔵のものだけだそうです。

ソールズベリーのものは、図書室にしまわれたままずっと忘れ去られて、1860年代に発見されて日の目を見たのだそうです。

写真撮影はもちろんNGですが、縦60センチ横40センチほどの羊皮紙に6~7ミリ角の字でぎっしり埋め尽くされるように書かれています。

解説に、このマグナカルタが世界各国に影響を与えたことが書かれていますが、その中にはJapanもありました。

c0039428_2374168.jpg滞在したのは、The Red Lion Hotel

13世紀の初め、ソールズベリー大聖堂の建築中、設計者の宿として建てられたホテルで、英国でも最も古いホテル。
宿泊するのを楽しみにしていたホテルです。

広い中庭では、日中も暗くなってからも、楽しげにビールを飲む人たちが。
かつてはここで旅回りの劇団が劇を演じたこともあったとか。
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クラシックなロビーやダイニングの雰囲気もなかなか楽しめました。
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夕食はホテルのダイニングで。
カミーラ夫人そっくりの気さくな女性が愛想よく給仕してくれました。
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ステーキの味も雰囲気も良くて、満足でした。
二人で39ポンド(8000円)は高いとはいえないと思いますが。

イギリスの食事はおいしくないとさんざん聞かされてきたのですが、そんなことはなさそうですよ。
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by small-small-world | 2008-09-13 23:36 |    南イギリス2008 | Comments(0)

オールド・セーラム~イギリスの旅(16)

ストーンヘンジからこの日の最終目的地ソールズベリーに向かう途中にあるのがOld Sarum(オールド・セーラム)

11世紀から12世紀にかけてこの岡の上に宮殿や聖堂を擁する街があったのです。
しかし、12世紀末に当時の司教が街全体を岡の下に移動することを提案し、新しい街を建設したためここOld Sarum(オールド・セーラム)は廃墟になってしまったのです。
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がっしりと積み上げられた宮殿の基盤が残されています。破壊するのも大変だったことでしょう。
谷底には聖堂の遺構
その巨大さに当時の司教の権威が偲ばれます
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宮殿前の広場では夏休みの子供向けイベントが開かれていました。
盾を持った子ども達がローマと戦う戦士のトレーニング中
やがて、やーとときの声をあげながら、岡を駆け上っていきました。
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高台から見下ろすと平原にソールズベリーの街が見下ろせます。
まるで平原につきささったマッチ棒のようにソールズベリー大聖堂の塔が細く高くそびえていました。
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by small-small-world | 2008-09-13 22:32 |    南イギリス2008 | Comments(0)

ストーンヘンジ~イギリスの旅(15)

ストーンヘンジがどんな風景かは写真で見慣れているので容易に想像ができます。
でも、世界遺産にもなっている名所です。
とにかく行ってみることにしました。

ストーンヘンジのあたりは何千年も前には豊かな森であったということですが、今では見渡す限りの草地です。

その草地の真ん中にストーンヘンジはすっくと立っています。
この巨大な岩はなんとウェールズから運ばれてきたらしいのです。
そして、ローマ人がこの地に来た5世紀には、すでに現在のよう形で立っていたとのこと。
どうして立てられたのか、その意味合いは、今でも謎だということです。
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入場するときに借りる各国語別のオーディオガイドを見物客はそれぞれ耳にあて、ゆっくりとストンヘンジの周囲を一周します。
確かな事実を語りようもないので、オーディオガイドの解説は「~~~~かもしれない」「~~~~であったと思う」「●●の説によると・・・・」の連続でした。

遺跡の周りを一周した後することはみんな同じ
広~い草原での~んびり・・・・・・
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by small-small-world | 2008-09-13 15:23 |    南イギリス2008 | Comments(0)

バース散歩~イギリスの旅(14)

レイコックからバースまでは車で1時間ほど。

のどかなコッツウォルズに比べると、バースは華やかな雰囲気
パラーディオ様式の建物が多く、社交界華やかな時代がしのばれます。

19世紀に発掘されたローマ時代の浴場は、現在の地表から6メートルも下。
時代が変わるごとに過去の建造物を埋めたからなのだそうです。

背後に見えるのはバース大聖堂
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賑やかな通りを抜けて高台へ。
バース市内を見下ろすように建てられたクレセントハウス

19世紀の高級マンションですね
No.1という部屋が公開されています。新築時にはヨーク公爵のお住まいだったそうです。
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ランチは、ベーカリーで買ったコーニッシュ・パイをエイボン川のほとりで。
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by small-small-world | 2008-09-07 21:41 |    南イギリス2008 | Comments(0)

レイコックのパブ~イギリスの旅(13)

レイコックでの夕食は、1361年創業のパブ「The George Inn」で。

店内には大きなFire placeがあり、14世紀の昔からそのままの雰囲気です。
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c0039428_23212886.jpg野菜のポタージュとシェパード・パイ、デザートにはアイスクリームをシェアして。
もちろんビールも。

お皿からこぼれそうなほどのボリューム。
野菜もたっぷりで、とってもおいしかった!!


二人でお腹一杯おいしく食べて、35ポンド(7000円)でした。
イギリスの食事は、高くてまずいという評判を聞いてきたのですが、どうしてどうして。
美味しかったし、値段も当たり前でした。

食事を終えてパブを出ると、おやおや、白い装束、造花を飾った麦藁帽子、脛には鈴をぶら下げた男性達が20人ほど。
素朴なアコーディオンの伴奏に合わせて踊っています。
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年取った方は70代後半?腰は曲がっているけれど、一生懸命踊っています。金髪の美少年や10才ぐらいの子どもも混じっていますが、大部分は40~60歳の壮年男性達。

c0039428_23432843.jpgハンカチを片手に踊ったり、50センチほどの棒を叩きながら踊ったり。
緩やかで素朴な踊りです。

その中の一人が近くにいらしたので
「今日はお祭かなにかですか?」と聞くと
にっこり笑いながら
「It's fun!」

気持ちのゆとりのある生活
ほんとにいいですねえ!!

この踊りは、コッツウォルズの伝統的な踊り
しかも男性のみが踊るダンスなのだそうです。

30分ほど踊った後
楽しそうに談笑しながら「Red Lion Inn」に入っていきました。
これから、ビアパーティーでしょうか。


予想外に始まったダンスだったので、あわててデジカメで撮った映像です。(一部カメラがふらついているところがあります。040.gif
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by small-small-world | 2008-09-07 00:06 |    南イギリス2008 | Comments(0)

National Trustの村レイコック~イギリスの旅(12)

村全体がNational Trustになっているというレイコック(Lacock)を訪ねました。

レイコックはコッツウォルズの最南部にある18世紀当時の姿をそのままとどめた小さな村。
最後の領主のTalbot家が1944年に村全体をNational Trustに寄贈し、昔のままの姿に保存されています。小さな村ですから、一周するのに10分もかかりません。
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まるでタイムスリップしたような村の情景なのですが、ベーカリーがあったり、Preschoolの看板がかかっていたり、夕暮れ時だったせいか、なにやらおいしそうな料理の匂いが漂ってきたり・・・・と住んでいる人たちのぬくもりも感じられます。
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チャーチ・ストリートの角に立つこの村で一番古い14世紀の木組みの家。斜めに入った太い木が印象的です。

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c0039428_22103250.jpg15世紀に建てられた村の教会

ステンドグラスの美しい礼拝堂の中には日曜学校の子ども達のかわいらしい絵が飾ってありました。


8時半過ぎ、村を散歩していたらひとつの建物から談笑する声がするのでのぞいてみるとグラスを手にした人々がワインパーティーをしています。
入り口には下のような看板
National Trustの建物の保存には村人達の協力があるんですね。
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by small-small-world | 2008-09-06 22:23 |    南イギリス2008 | Comments(0)

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