カテゴリ:   イタリア2006( 27 )

楽しい! おすすめ旅行ガイドブック

海外旅行を思いついた瞬間からお世話になるのがガイドブック。

まずはパラパラめくり、目的地のイメージを掴み
航空券を予約し
ホテルの立地条件を調べ、代理店やインターネットで宿泊を予約


c0039428_1119551.jpg・・・・・・・・・ちなみに今回ヴェネチアで宿泊したペンシオーネ・アカデミアは、JTBのガイドブックのリストにあったもの。運河に面し、季節の花が咲き乱れる庭のある邸宅ホテルでした。おすすめです。


現地に着いてからも、
空港から市の中心に向かうにはどうしたらよいのか
バスや電車の乗り方
おいしいレストランのありか etc.
ガイドブックは、旅行中の良き相談相手です。

街中を探訪するのに必要な地図
街の歴史知識
鑑賞のポイントや見所

ガイドブックにはなんていっぱい情報がつまっているんでしょう。

c0039428_110981.jpgツアーでまわっている人たちには、それぞれガイドがついていて
どこを見たらよいのか説明されているので
能率よく見学し、さっさと次の目的地へと向かっていってしまいますが
私たちのように自力でまわっている人には、ガイドブックがたよりです。


世界中からの観光客が、それぞれの言語で書かれたガイドブックを見ながら
じっくり見てまわっているのですが

ふと気づくとみんなが共通のガイドブックを持っています。

それで私たちも真似をしてフィレンツェのレパブリック広場にある本屋さんで同じガイドブックを購入しました。(上の写真の右の2冊)

Eyewitness Travel というシリーズのガイドブックです。

とにかく絵が多くて楽しい。
ビジュアルなので、歩きながらでもわかりやすい・・・・・


c0039428_10575967.jpgたとえば
ヴェネチアから訪れた街ヴィチェンツァ

日本の「○○○歩き方」ではこんな感じ


c0039428_1059418.jpgEyewitness Travel では、こんなに楽しい
そして歩きやすい


c0039428_111535.jpgフィレンツェのドオーモ
何をどう見学したらよいのか

こんなふうに書いてあれば
すぐわかります。


旅行から帰ってから読んでも楽しい
おすすめガイドブックです。
(日本語版はないようですが)
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by small-small-world | 2006-10-23 11:21 |    イタリア2006 | Comments(2)

夕暮れのヴェネチア

イタリアを発つ前日の夕
今一度ヴェネチア・サンマルコ広場に行ってみました。

日中に来たときには
多くの観光客と
嵐のように襲いかかる鳩の群れに圧倒されましたが

c0039428_22531279.jpg夕方のヴェネチア広場には鳩の群舞はなく
穏やかに雰囲気を楽しみながらそぞろ歩く人々だけ

サンマルコ寺院正面のモザイクの金は
夕陽に照らされきらきらと金色に輝いています。


c0039428_22532939.jpg運河をへだてた向こうには
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
白いファサードは夕陽を浴び、薄くばら色に染まっています。
設計したパラーディオは夕陽の効果まで計算していたのに違いありません。


風が出てきました。
運河にはゴンドラ
風に負けまいとゴンドリエーリは必死に舵を取っていました。
        (むこうに見えるのはサンタ・マリア・デッラサルーテ教会)
c0039428_22552461.jpg


次の朝
ミラノに向けヴェネチア空港から飛び立った飛行機の窓から見下ろすと
ヴェネチアはラグーナ(潟)にぽっかりと浮かぶように見えました。

Arrivederci Italia !!

また来る日まで!!





1ヶ月にわたってアップしてきたイタリア滞在記は一応ここまで。
思い出したことなどは、折にふれて書いていくつもりです。

これからは、また日々の話題にもどります。


ところで
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by small-small-world | 2006-10-06 23:24 |    イタリア2006 | Comments(2)

世界遺産の街ヴィチェンツァへ

ヴェネチアの迷宮歩きから雰囲気をかえて
ヴェネチア・サンタルチア駅から鉄道で1時間。
16世紀の建築家アンドレア・パラーディオの設計した建物が並ぶ美しい街ヴィチェンツァ(Vicenza)に行ってみました。

ヴィチェンツァについてよく知っていたわけではないのですが、
イタリアに出かける前に見たイタリア在住の方のブログに紹介されていたのを読んで
是非行ってみたいと思ったのです

ヴェネチアはこじんまりとした街ですが
ヴィチェンツァは広い青空のもと
彫刻のついた列柱廊、浮き彫りの壁面などパラーディオがデザインした優雅な邸宅が立ち並ぶ美しい街です。

世界遺産の街なのに観光客の数は多くありません。
みんなガイドブックをじっくりと読みながら静かに建物を鑑賞して歩いています。

青銅の屋根のバジリカのある広場を抜けていくとテアトロ・オリンピコがあります。世界最古の屋根のある劇場だそうですが
ちょっと驚くような空間が広がっていました。

パラーディオの美しい建築をご覧になりたい方はこちらのサイトへどうぞ。

ヴィチェンツァ近郊のパラーディオがデザインした貴族のヴィッラを回って歩くのを趣味にしている人たちもいるとか。

フィレンツェやヴェネチアなどの有名な街はもちろんよいけれど
観光客のあまりいないヴィチェンツァなどの小さい街は
とっても魅力的

奥が深いですね、イタリアは。


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by small-small-world | 2006-10-05 22:00 |    イタリア2006 | Comments(0)

ヴェネチア~迷宮での出会い

ヴェネチアの道という道は「路地」。
人がやっとすれ違えるほどの道幅です。

地図を頼りに歩くのですが、どこを曲がったらよいのか同じような石造りの建物が続いているのでほんとにわかりづらい。

運河にかかる橋、教会の塔、小さな広場・・・・
そういったものを地図上で確かめながら歩いていきます。

旅人にはわかりづかい道なのですが、メインルートのようなものがあるのでしょうか人通りの多い路地もあります。

私たちには同じように見える路地を住民たちはまるで触角で巣穴にたどりつく蟻のように感覚的に歩いています。

c0039428_23372041.jpgある夜のこと、ヴァポレット(渡し舟)のSt.Toma の船着場から数分入ったところにあるレストランに出かけました。

路地に面しているのですが、お店の奥はぶどう棚のある中庭になっていて、なかなか感じの良いレストランでした。


さて食事をすませて午後10時頃
お店の外の路地に出たところでにわか雨が降り出しました。
船着場まではすぐそこ。来た道をもどればよいだけ・・・。

ところが歩けど歩けど船着場には着きません。
同じ場所をぐるぐるまわっているだけなのです。

街灯といっても、薄暗い白熱灯がところどころについているだけ。
地図を見ることもできません。

さてさて、降りしきる雨の中、ヴェネチアの迷宮に入り込んでしまったようです。

小さなスナックの前でたむろしている若者に道を聞くと
両腕を30度ほどの角度に広げて「この方向」と教えてくれたのですが、
迷路の中でそういわれても迷うばかり。

さらに迷い歩いていると、
向こうの方から白髪、白髭の傘をさした男性が歩いてきました。

「ヴァポレットのSt. Toma の船着場はどこですか」と聞くと
ついてくるようにといって暗い路地をすたすたと歩き始めました。

ジーンズをはいたこの老人、相当な早足。
一生懸命ついていきました。

おや、おかしい。やっぱり同じところをぐるぐるまわっているだけ。

もしかしたら街灯もない真っ暗な場所で、急に私たちのほうに振り向きお金でもせびろうというつもり??

困ったことになったと思ったその時、彼は立ち止まりました。

「Actually I am a tourist, but OK, now I found a way」と恥ずかしそうに・・・・・・

えー、なんだ、彼も旅行者?

それからは確信をもった歩き方。
目的地の裸電球だけが照らす小さな船着場の広場まで案内してくれました。

彼はスイスからヴェネチアに来てすでに2週間滞在しているということでした。

彼   「I came here to study Italian language.」
私   「So you are a student.」
彼   「Yes, I am an old student.」

そういって彼はちょっと寂しげに微笑みました。

船が来るまでの5分間ほどの間
私たちが船着場の待合室に入ってからも
彼は広場の裸電球の下にずっとたたずんでいました。

そして私たちが船に乗り込むのを確かめると、背中を丸めるような姿勢で足早に真っ暗な路地に消えていきました。

「別れ際に握手しようとしたら、彼の手には指がなかったんだよ。」と私の連れあい。

私たちは十分に感謝の気持ちを伝えられたのでしょうか。

一瞬ではあったけれど、彼が金を無心するのではないかと疑ってしまったことを私は恥ずかしく思いました。

もしかしたら、彼はスイスの登山家なのではないだろうか。
妻を亡くし、今はひとりヴェネチアに語学留学をしているのではないだろうか。
彼の微笑を思い出しながら、いろいろと想像してしまいました。

迷宮の中で、彼もどこか人さみしい気分だったのかもしれません。

真っ暗な迷路の中で出会ったスイス人
印象に残る出会いでした。
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by small-small-world | 2006-10-03 23:44 |    イタリア2006 | Comments(0)

ヴェネチア・グルメ

リアルト橋のたもとの市場
新鮮な野菜や果物それに色々な種類のキノコがたくさん・・・・・・

海の国ヴェネチア
アドリア海から水揚げされたばかりのイカ・鯖・太刀魚・シャコ・・・・・・
新鮮です

これだけの新鮮な食材のそろったヴェネチア
レストランのシーフード料理
美味でした。
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by small-small-world | 2006-09-29 21:52 |    イタリア2006 | Comments(0)

ヴェネチアでの’現実’生活

「魅惑の街」といっても現実の生活があります。

細い道そして運河を横切る太鼓橋の階段
観光客にとっては詩情あふれてはいても、なんとも生活しづらそうな街です。

私たちのホテルはヴァポレットのアカデミアの船着場から数分のところでしたが、途中太鼓橋を渡らねばならず、スーツケースをよいしょよいしょと運び上げなければなりませんでした。
お年寄りや赤ちゃんのいる人はさぞ大変なことでしょう。

c0039428_1559476.jpg車が入れない街なので、生鮮食品から電化製品のように重たいものまでどんなものも運河を通り、それから手押し車で運ばなければなりません。まことに非能率なことです。
c0039428_1601623.jpg船着場で荷を降ろし、そこからは大八車です。

物流に従事する人はかなりの数にのぼるのでしょう。


c0039428_1625521.jpg朝早く街角で見かけるのはこれ。
ごみ収集車です。
住民が自宅の前に置いたゴミ入りビニール袋を収集して歩いています。細い道を通れるようにか小ぶりの大八車です。

集めたゴミをさらに船に積みこんで・・・・・
大変です。

郵便配達は小さなショッピングカートに入れて一軒一軒に配達していました。


c0039428_16111453.jpg

もし病気にかかったら・・・・・・

これは救急’船’
病人も運河を通って運ばれてくるのですね。



c0039428_16162235.jpg飲料水はどうしているのでしょう。

家々に囲まれたちょっとした広場には必ずこれが・・・・。
水場のようですが、井戸ではありません。


周囲には必ず、穴をあけた石が何箇所かに配置されています。(写真左下)
ここから雨水を取り入れ地中にある砂でそれを濾過してくみ上げるのだそうです。
1000年以上も前の知恵。脱帽です。

ただ、現在のヴェネチアで飲料水をどうしているのか、実は私は知りませんが・・・(^^ゞ
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by small-small-world | 2006-09-29 16:29 |    イタリア2006 | Comments(0)

魅惑の街・ヴェネチア

ヴェネチア、サンタルチア駅を降り立つと
なんと
そこは運河

きらめく運河、行きかう小船

リド方面行きのヴァポレットに乗り込んだその時には
もうヴェネチアの魔法にかかってしまっていました。



ヴァポレットで街角から街角へとワープ
細い細い路地
あの角を曲がると一体何が?
それが知りたくて曲がってみると
そこにも細い細い路地

どこにカメラを向けても「絵」になる街ヴェネチア

すっかり魅了され
魔法に酔うがごとくさ迷い歩きました。
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by small-small-world | 2006-09-26 22:47 |    イタリア2006 | Comments(0)

ピストイア~~トスカーナの街を訪ねて(4)

c0039428_1750334.jpgフィレンツェから鉄道で30分ほどのピストイアまで散歩にでかけました。

フィレンツェから北へ。
市街を過ぎるとすぐにのどかな田園地帯になります。

乗降客も少なくのどかなピストイア駅。駅前に特に大きな建物があるわけではなく、明るい陽ざしの中に静かな街が広がっています。


駅の前の道を10分ほどまっすぐ行き、左に折れ、さらに行くとドゥオーモの広場があります。時折人にすれ違うくらい。観光客の姿はほとんど誰も見かけません。日曜日だったからでしょうか。

c0039428_1751233.jpgこじんまりした洗礼堂
老女がひとり留守を守る12世紀建造のカテードラル
煉瓦の石積みが風雪を感じさせる古い建物
井戸のある小さな広場


c0039428_17542883.jpgまるで13世紀の街にワープして入り込んでしまったかのよう。
眠ったように静かな街です。


眠ったように見えたこの街
13世紀にはネリ家とビアンキ家の抗争があって物騒だったとか。
「ピストル」はそもそもピストイアが発祥の地。
ピストイアは現在にいたるまで金工で有名だとのことです。
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by small-small-world | 2006-09-25 17:58 |    イタリア2006 | Comments(0)

モンタルチーノ~~トスカーナの街を訪ねて(3)

サンジミニヤーノとシエナ
二つの世界遺産の街を訪れただけでも大満足だったのですが、この日はそれで終わりませんでした。

実はこのドライブ、フィレンツェで合流してともにフィレンツェ生活を楽しんでいる娘夫婦と一緒だったのですが、二人が数日前に泊まったモンタルチーノのレストランがおいしかったので、またそこで夕食をとりましょうと提案してくれたのです。

おいしいワインの産地として有名なモンタルチーノはシエナから約30キロメートル南下したあたり。
モンタルチーノの丘から陽が沈むのを見ようと急ぎました。
c0039428_11125733.jpg

モンタルチーノの丘に登る坂の途中から眺めた夕映えのトスカーナ風景です。
それぞれの丘の頂に小さな街があります。

日没は午後8時、間に合いました。
やがて空に浮かぶ雲はばら色に染まり、丘の上の小さな街は一瞬金色に輝き、その後静かに暮れていきました。

モンタルチーノは丘の上の小さな街
街の中の道という道は坂道です。

夕暮れて人影もないのですが、家々からは夕餉の団欒の楽しそうな声がもれてきます。

c0039428_922336.jpgレストランは路地(急な坂道)を入った左側
村のレストランといった気のおけない雰囲気のお店です。

牛のほほ肉の煮込み、いのしし肉のステーキ、トスカーナのパスタ・ピンチ、ペコリーノチーズのグリル・・・・・

美味でした。


レストランの人に聞くとフィレンツェまでもどるには、車で1時間半ほどとのこと。
大きな街もないので途中は真っ暗な道でした。

フィレンツェ周辺まではまっすぐなので間違えようもないのですが、困ったのは街に入ってから。標識があまり親切でないので、どうすれば市内に入れるのかわからず、うろうろしてしまいました。

ガソリンを満タンにするために無人のガソリンスタンドに入ったのですが、やり方がわからず・・・幸いにもたまたまやってきた青年が身振りで丁寧に教えてくれて、なんとかクリアーしました。

車をレンタカー会社の車庫に返却したのが午前0時。

充実した楽しい一日でした。


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by small-small-world | 2006-09-25 09:18 |    イタリア2006 | Comments(3)

シエナ~~トスカーナの街を訪ねて(2)

サン・ジミニアーノからシエナまではブドウ畑の広がるなだらかな丘を越え車で30分ほど。
途中ひまわりの畑(最盛期は過ぎていたけれど)のそばに車を止め、手作りサンドウィッチで小休止。   (お弁当持参が楽しめるのもアパートメントホテル滞在の楽しいところです)

イタリアの道路は標識があまり親切でないような気がします。(南仏プロヴァンスでは、車で廻る観光客向けの標識がしっかりしていたのですが・・・・)
シエナまではスムーズに到着したのですが、歴史地区への入り口がわからず同じところをぐるぐる廻ってしまいました。(もっとも私は後部座席でのんびり座っていただけですが)

シエナはかつてフィレンツェと覇を競った大きな勢力でした。今でも中世後期の雰囲気そのままの大きな街並みがそのまま残っています。

c0039428_11334244.jpg街はすり鉢状の地形になっていて、その底にあるのがカンポ広場。
ゆるやかな斜面になっているので、ジェラートをなめたりしながらすわってくつろぎたくなる雰囲気です。


突然広場後方からオペラのアリアを歌うテノールが聞こえてきました。
振り返ると広場を囲む建物の2階バルコニーでスーツを着こみ、白い中折れ帽子を粋にかぶった男性が歌っているのでした。
歌い終わると帽子を胸にあてて会釈して姿を消した後、すぐに広場に現れ、つばの広い茶色の帽子に同色のエレガントなワンピースを着た連れの女性と手を組み、広場の真ん中を悠然と横切っていきました。
まるで50年以上前の映画のワンシーンを見ているようで、広場に居合わせた世界中からの観光客はみんな茫然と見とれていました。
あの二人はいったいなんだったのでしょう。

c0039428_1212861.jpgシエナで楽しみにしていたのがドゥオーモです。

その美しさで有名なファサードは修復中で幕がかかっていて残念でしたが堂内の素晴らしさは期待通りでした。

高い天井はコバルトブルー
そこに金色の星がデザインされ
まるで空のかなたに浮かんでいるような感じです。

床面は見事な大理石の象嵌。
年に1回2週間だけ公開されるということですが、まったく幸運にもその時期にあたったようです。


c0039428_1214162.jpgさらにピッコロミーニ図書館内のフレスコ画の美しさ

フレスコ画は下地の漆喰が乾くまでの短時間の間に描かなくてはいけないため、少しずつしか作業が進められないということですが、これだけの絵を壁面に描くには大変な労力でもあったことでしょう。


c0039428_12331133.jpgブッブリコ宮殿のテラスから望んだ夕刻のトスカーナ風景

宮殿内の14世紀に描かれた「荘厳の聖母」「善政の効果」は神秘的な美しさは魅力的でした。

次回シエナに来ることがあれば、数日滞在して中世の街をさらに味わってみたいと思いました。

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by small-small-world | 2006-09-24 12:36 |    イタリア2006 | Comments(0)

散歩と日々の暮らしのメモランダム


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