今回の旅行の原資は、例の定額給付金でした。
なんておかしな、と賛同しかねる定額給付金でしたが、せっかく給付されたので有効に使わせていただきました。

登米に行こうと思って計画していたら、運よく「大人の休日倶楽部パス」の利用期間内。
3日間乗り放題(新幹線+指定席6回までを含む)で12000円。地域も函館から金沢までをカバーしているので、かなりお得な切符です。

金額もぴったり定額給付金と同額。
というわけで今回の旅行は「定額給付金ツアー」でした。

「人気取り」のバラマキ給付だった定額給付金
いったいその経済効果はどんなものだったのでしょうね。

「大人の休日倶楽部パス」の期間内だったので、花巻線にも釜石線にもシニアののんびり旅の人たちが多く見られました。
いい雰囲気をかもし出しているシニア夫婦
元気のいいおば様シニアたちのグループ
上等のカメラ持参のシニア男性ひとり旅
       これからも利用させていただきます。

登米からの帰路、東北新幹線くりこま高原駅近くの伊豆沼に立ち寄りました。
白鳥の飛来地としてラムサール条約の保護地区になっているところだそうです。

冬ならば白鳥やガン、鴨などの生態を見られたのでしょうが、夏なのでシーンと静まり返っていました。

立派な建物、広大な駐車場
広い事務室に留守居の女性職員が1人

しかも伊豆沼地区はいくつかの自治体にまたがっているそうで、自治体ごとに同じように立派な施設が3館も建てられているとのこと
  →→伊豆沼・サンクチュアリ・センター

自然そのものの中、野鳥シーズンにしか使われないハコモノを3館も。
これもバラマキ????
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by small-small-world | 2009-07-21 09:26 |   南東北の旅2009 | Comments(0)

登米に残る明治時代の公共建築

こちらは警察署。中には牢屋もありました。
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かつての県庁舎。後の裁判所
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いずれも明治20年頃建てられたもの。当時の登米の経済が盛んだったことをしのばせます。

江戸時代には、登米は伊達氏の館が置かれた地
城下町風の区割りがされ、武家屋敷も何棟か残っています。
その一軒は春蘭亭として開放されています。

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春蘭亭の右隣はKという表札のかかった武家屋敷
家族連れが中に入ろうとしているので、中をのぞいてみると雑草が生い茂っています。
家族連れの父親(60歳ぐらい)によると、親がK家で働いていて、自分も子どもの頃、この屋敷を訪れたことがあるとか。当時の当主はなくなられ、現当主は仙台在住とのこと。
武家屋敷を維持するのも大変なのでしょう。

町には老舗の鰻やが2軒
天然鰻の蒲焼をいただきました。
ほどほどに脂がのっていて、とても美味でした。
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鰻やはもともと北上川に面して建っていたとのこと
鰻やの裏手の土手を登ると、緑豊かな中、北上川がゆったりと流れていました。
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登米は、明治時代の建物を目玉に町おこし中のようでした。駐車場のある観光センターも建てられ、観光バスも来ていましたが、外から人を呼ぶのにはもう少し工夫が必要のようでした。
もし私だったら、北上川の水運をテーマにしたらどうかと思うのですが・・・・・

レトロな明治期建築は魅力的でしたが、かつて栄えた商業地は、まるで時間が止まってしまったかのように眠っていました。
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by small-small-world | 2009-07-16 22:57 |   南東北の旅2009 | Comments(0)

今回の2泊3日の旅はそもそも登米に行こうと思ったのがきっかけでした。(登米と書いてトヨマと読みます。)

c0039428_2138458.jpg北上川の河畔の町登米
明治時代まで登米は北上川の舟運の中継地として栄えました。
(写真は資料館に展示してあったもの)

やがて運送の手段は東北本線へと移り、登米は栄えた当時の残滓を残すのみ
静かに眠ったように忘れ去られていったのです。

だからこそ、この町には栄えた頃に建造された建築がいくつか残っています。

なんといっても素晴らしいのは明治21年竣工の旧登米高等尋常小学校
中庭を抱え込むようなコの字形の建物
外廊下はアメリカの植民地風
正面のベランダには渦巻き飾りの柱
左右の入り口は八角形
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ここ数年、いくつかの擬洋風の学校建築を見てきました。
    松本の開智学校
    佐久の中込学校
    伊豆松崎の岩科学校
    山形済生館本館
    旧山形師範学校

その中でもここ旧登米高等尋常小学校は規模も大きく立派です。
c0039428_2143796.jpg廊下にずらりと座っている女性グループ
遠い昔を楽しく思い出しているのでしょうか。賑やかな声が聞こえてきます。

c0039428_21475023.jpg教室前にぶら下がっている昭和30年ごろの給食の献立表
コッペパン  鯨の竜田揚げ  脱脂粉乳・・・・・
なつかしい

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by small-small-world | 2009-07-15 21:54 |   南東北の旅2009 | Comments(0)

c0039428_22323348.jpg漁港気仙沼
午前8時
すでに水揚げが終わっていて、ポリ箱を運ぶ車が行きかっています。

c0039428_22341152.jpgセリが行われています。

c0039428_22345651.jpgカツオ
大豊漁のようです

c0039428_22441038.jpg気仙沼では、おいしい魚を食べたい・・・・
ホテルのフロントで教えてもらったのは、駅近くの居酒屋
カウンターと席がいくつか
店主は漁師。漁が終わって、夕刻から開店する店です。

c0039428_2255463.jpgおすすめの刺身盛り合わせ
新鮮とれたての魚が山盛り
初めてだったのは、写真手前右 
サメの心臓とマンボウ 酢味噌でいただきます。

c0039428_2249037.jpgこちらはドンコの肝入りたたき

地元のお客さんで満席でした。

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by small-small-world | 2009-07-11 22:56 |   南東北の旅2009 | Comments(0)

遠野~南東北の旅(1)

いつか訪れようと思いつつ、なかなか訪れる機会のなかった町がいくつかあります。
そのひとつが遠野

学生時代に読んだ「遠野物語」
     ―――自然と人が一体となった山里の伝承と昔語り
『「近代」が置き去ろうとした常民たちの暮らしの中にこそ文化の基盤がある』と繰り返し語られた恩師O先生の講義がしきりと思いだされます。

c0039428_22135788.jpg新幹線新花巻で釜石線に乗り換えると時間の流れが急にゆったりと感じられます。

そして遠野。
レトロな建物の並ぶ町並は、戦前の雰囲気。
新美南吉の童話の世界にでも入り込んでしまったかのようです。

c0039428_22395172.jpg柳田国男の定宿だった旅館は移築されて資料館になっていました。裏手には、柳田国男の隠居所も成城から移されていました。

c0039428_22384100.jpg伝承館では、一昔前の遠野の農家の暮らしを再現しています。

c0039428_22362927.jpg曲がり屋の中ではお蚕さんを育てていました。
遠い昔、福島県会津地方の山間の村で民俗調査をした時、とある養蚕農家で上蔟の作業を手伝うことになってしまったのを思い出しました。
都会育ちで虫など触ったことのなかった友人のKと私。蚕の状態をを一匹ずつ手で確認するのが怖かったこと。今でもよく二人の思い出してはなつかしがっています。

c0039428_22563441.jpg曲がり屋の中の囲炉裏端
ここで年寄りが、手仕事をしながら子どもたちに昔話を語り伝えてきたのです。
天皇・皇后両陛下が来訪されたとき、両陛下もこの囲炉裏端にお座りになり、語り部の語る昔話を楽しまれたのだそうです。

遠野駅内の観光案内所の奥には語りを聞く部屋があり、語り部の方々が替わりあって昔話を聞かせてくれます。
のどかにも聞こえる語り口には思わず引き込まれるような魅力がありましたよ。
どんとはらい。
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by small-small-world | 2009-07-07 22:58 |   南東北の旅2009 | Comments(0)