カテゴリ:   越前の旅( 1 )

越前大野

4日間乗り放題17000円の「大人の休日倶楽部パス」を使って北陸へ。
金沢に3泊して、福井方面に行ってきました。

今回は北前船をテーマの旅行のはずだったのですが、出発前に地図をながめていて興味を持った越前大野という町を訪ねてみました。

福井からは越美北線というローカル列車で行くところなのですが、時刻表を見ると日に数本しか走っていません。それでレンタカーを使いました。

福井駅から約1時間。
単線の越美北線に沿うように走った山深いところに越前大野はあります。

越前大野は400年以上の歴史のある城下町、
1575年、一向一揆鎮圧の恩賞としてこの地を与えられた金森長近がこの地に城を築き、城下町を建設したのです。
山野を切り開き、碁盤の目のように街路を作り、武士の町、商人の街、町を守る寺町を配置するのは大変な土木建築だったと思います。

金森長近はその後飛騨高山の城を築き、現在まで続く城下町を建設したそうです。
都市計画の才のある人物だったのでしょう。

越前大野へは車で行くしかない不便なところですが、大きな駐車場や観光センター的な建物があり、観光を意識した街づくりが行われているようでした。

町のメインストリートは七間通り
古い商家が並んでいます。
朝市が開かれているそうですが、もう終了したところでした。
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通りの入り口にある朝日屋。
ここで越前名物のお菓子「けんけら」を購入しました。
大豆を気長に煎り、粉にし、水あめと混ぜ、乾燥させ・・・と、大変に手間のかかるお菓子だそうです。
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牛首紬を守る呉服屋大門屋
ちょっとのぞいただけ。あまり着る機会がないので、冷やかし半分は失礼なので。
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昼食は福そばさんでおろし三味そばを。
福井のそばは、平たいお皿で食べるようです。つゆも関東とは違って、薄味。
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町の一番外側は寺町。
町の防衛線を兼ねていたそうです。
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人影はないけれど、立派なお寺が並んでいました。
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越前大野は湧き水の町
御清水(おしょうず)からはこんこんと清水がわいています。
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街角のいたるところに水のわくところがあり、用水にはきれいな水が勢いよく流れています。
白山から流れ出た水でしょうか。水と結びついた町です。

おや、お城の下の水場の隅にしゃがみこむ子
今流行のゲーム機に夢中です。子供の姿をみかけない町でしたが、自然あふれるこの町でも外遊びよりゲームなのでしょうか。
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越前大野は朝倉義景終焉の地
一乗谷を逃れ、越前大野まで落ち延びた朝倉義景はこの地で自害したのでした。
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大野城は町を見下ろす山の上に築城されています。
金森長近がこの地を城下町に選んだのは、この小山と平地の位置関係なのでしょう。
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城までは山道を30分くらい登ります。
途中にある銅像は最後の藩主土井利忠
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幕末に膨大な借金を負った越前大野藩は、殿様の土井利忠により、節約を徹底し、洋学を勧め、さらに大野丸という船を築造して樺太まで出向いて貿易を行うなどして、数年で借金を完済したのです。
山の中の小藩が、船で貿易することを考えるのはすごいことです。さらにすごいのは家老内山良休を中心に「大野屋」という商店を各地に作り、商売にも手を出していたのだそうです。
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天守閣から見た越前大野の町
今は、どんな産業が盛んなのでしょう。
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歩いているうちに越前大野が見えてくる、そんな楽しいウォーキングでした。
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by small-small-world | 2013-07-23 00:02 |    越前の旅 | Comments(0)

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