やりかけのまましまいこんでしまったフィンランドのタピストリー、今回は絶対に仕上げるまでやりとげなくっちゃ。
1995年の6月、初めてヘルシンキに行った時にThe Friends of Finnish Handicraft で購入したもの。冬ごもりの期間の長いフィンランドですから、織物や編み物が盛ん。これはRyijy-rugsという伝統的なタピストリーです。 色合いが澄んでいていかにも北欧らしい色合いのものが多かったと思います。 たくさんのデザインがある中で、一番小さいのを選んだのですが・・・・。 テーマは、VILLI PUUTARHA(WILD GARDEN)です。 全部で21色の毛糸がセットになっていて、それを色々な組み合わせで3本取りにしてフリンジを作っていくのです。だいぶ進んできたので、ずっしり重くなり、気軽に作業できなくなってしまっています。 「いつできるんでしょう。出来たらお祝いしましょう。」といって笑った母も6年半前に世を去りました。完成品を見せられなかったのは残念でした。 又しまいこんでしまったら、このままになってしまいそう。ブログで公開して自分を励ますつもりです。 応援してくださいね。 #
by small-small-world
| 2005-09-03 13:58
| ★手仕事の楽しみ
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ホテルの前の海岸沿いの遊歩道を左に5分ほど歩くと石塀に囲まれた平屋の建物があります。ベルギーの画家ル・メイヨールの住居が美術館になっているのです。
従業員らしいのがたくさんいるのですが、腰掛けたり、ご詠歌のような節回しで歌っていたり、のんびりしたものです。 入場料 2000ルピア。(日本円で20円) ベルギーの画家ル・メイヨールは、1932年旅行で訪れたバリ島が気に入り、レゴン・ダンスの踊り子Ni Pollok を妻として20年以上にわたりこの家で絵を描き続けたのだそうです。 妻であるNi Pollokをモデルにこの家の庭先やベランダでくつろいでいる姿や庭先で織物をしている姿を題材にしたものが多く見られます。 第2次大戦中、日本軍がバリ島を占領したときもル・メイヨールはベルギー人だったため収容所には送られず、この家で軟禁状態ではあったものの絵を描き続けたそうです。ただこの頃にはキャンバスや絵の具が手に入りづらかったらしく、キャンバスではなく目の粗い穀物用の袋に描かれています。 戦後1950年代にはスカルノ大統領やインドのネール首相もここを訪れ、いずれはこの建物をそのままに美術館とすることはル・メイヨールの生前から決まっていたそうです。 彼は収入の大きな部分を建物にかけたそうで、建物の内部も外部も家具にも一面に彫り物がされ、なかなか豪華です。 海辺に建っていること、そしてあまり管理が行き届いているようには見えないことなど、絵が痛むのではないかと心配になってしまいました。 #
by small-small-world
| 2005-09-03 12:35
| バリ島にて2005
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バリ島西南海岸のサヌールで4日間を過ごしました。
宿泊したのはインナ・バリビーチ・ホテル。五つ星ホテルとしてはバリ島第1号だそうです。 バリでは、椰子の木より高いビルは建ててはいけないという法律があって、最高でも4階建てしか建てられないのですが、このホテルはその法律ができる以前に建てられたので10階建て。バリでは一番高いビルなのだそうです。(つまり相当古いということ) 滞在したのは8階。窓から眺めるとビーチが遠くまで続き、海岸に面した広い敷地にコッテージなどが心地よく広がっています。椰子の緑、レンガ色のコッテージの瓦、そして真っ青な南国の空。ながめているだけで気持ちがゆったりしてきます。 サヌールのあたりはさんご礁の海岸ということです。早朝が満潮のようでしたが、お昼前から潮が引き始め、夕方には相当先のほうまで歩いていけるほど引いてしまいます。 浜辺には遊歩道が続いていて夜が明けると同時にリゾート客が朝の散歩を始めます。 宿泊客はほとんどがイギリス、ドイツ、フランス、ポーランド、ギリシャ、イタリア、オランダ、ベルギーなどヨーロッパ系の人たち。老夫婦あり。小さな子どもを連れた若夫婦あり。東洋系は韓国の人や台湾の人が多いようでした。お店を経営している人は片言ながら日本語を話す人がいることを考えると、以前は日本人も多かったのでしょうが、今ではバリ島内のどこか他のところに滞在するようになったのでしょう。 私たちは、会議で行ったのでせかせかと数日間しか滞在しなかったのですが、ヨーロッパからのリゾート客は2週間・3週間の単位でのんびりと滞在するようです。 庭の芝生や浜辺やプールサイドのビーチチェアに身を横たえ、お日様の出ている間中寝そべって泳いだり、本を読んだりのlazy time を過ごしています。 私もぽっかり時間のあいた午前中、木陰のビーチチェアに寝そべり、本を読んだり、ちょっぴり居眠りをしたりしましたが、海風が心地よく、私もここでしばらく何もしないですごしたいと思ってしまいました。 ある朝、下りエレベーターで大きなスーツケースを持ち、足元をスニーカーでびっちりと決めた熟年の3人連れと一緒になりました。 「Finished・・・・.」と一人の女性がつぶやきました。 「Go back to the real world・・・」と私が続けると 「Yes・・・」とため息をつきました。 これからロンドンまで15時間かけて帰国するのだそうです。 バリのリゾートは地上の楽園。帰国時にfinished とつぶやきたい気持ちはよくわかります。でもそんなたっぷりしたlazy time を過ごした後では、精神的にもいきいきと過ごせるのでしょうね。 うらやましい・・・・ #
by small-small-world
| 2005-09-02 16:44
| バリ島にて2005
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10月に結婚する息子のフィアンセにプレゼントするためにクロスステッチをしたピンクッションを作りました。
図案はrose hip。 なかなかかわいらしいピンクッションが出来ました。 ほんとにささやかなプレゼント。喜んでもらえるかしら? (向こう側に写っているのは韓国の指貫です。) ついでに私のためにもピンクッションをこしらえました。 私のは同じ本からhawthornを。hawthornってサンザシのことだそうです。実は私はまだサンザシって見た事ないのですが・・・。 ちなみに #
by small-small-world
| 2005-08-26 22:44
| ★手仕事の楽しみ
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箱根仙石原から乙女峠に向かう道、金時山の麓にオーヴェルジュ「グリーンヒルズ草庵」はありました。
「グリーンヒルズ」「草庵」??ちょっとアンバランスな店名。どんなお店でしょう。 急坂を車でよじ登ると板に墨書の「草庵」の看板。 どんなひなびた庵があるのかと階段をたどっていくと・・・・、 突然空間が開けて、小道のむこうに薄いクリーム色の愛らしい建物が現れます。真紅のドアが印象的です。 ドアを開けると外観からは想像できないような薄暗さ。暗い廊下を抜けると思いがけないような和の雰囲気のダイニングルームがあります。 ここにたどり着くまでに色々な仕掛けがあって、別世界に引き込まれていくような感じです。 ランチは前菜・メインの組み合わせに自然酵母のパン、スープ、ご飯と漬物、デザートとコーヒーでした。 和風の器に盛られ、新鮮な野菜で美しく彩られた料理にはお箸も添えられていて、とても楽しく味わえました。 #
by small-small-world
| 2005-08-15 00:06
| ★おいしいもの
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