シュルーズベリー~スコットランドとイングランドの旅(15)

チェスターからオックスフォードに移動する間にどこかで一泊してゆっくりしましょうと地図をにらんで選んだ街、シュルーズベリー。
あまり知られていないし、きっと静かな田舎町に違いない・・・・・・。

チェスターのレンタカー・ステーションのスタッフから
「明日はどちらへ?」と聞かれたので、
「シュルーズベリーへ」と答えたら、
肩をすくめ、「ふん」ともう一人のスタッフと顔を見合わせます。

あまり期待はしていないけれど、シュルーズベリーってどんなところなのでしょう。

チェスターからはウェールズの鉄道会社
半分以上ウェールズ内を通ります。もちろん駅の表示はウェールズ語併記です。
イギリスの鉄道旅は緑の中を走ります。癒される時間です。
下の写真はシュルーズベリー駅
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どんな田舎町なのかと思っていたのですが、
観光客の姿をあまり見かけませんでしたが、通りには穏やかに歩く人たちがあふれています。
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シュルーズベリーは蛇行したセヴァーン川の巾着形の土地に開けた町。
巾着の入り口にあたるところに駅があります。
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北ウェールズの毛織物などの通商で栄えた町で、町の中心部に1595年に建てられたマーケットホールがあります。
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街中には木組みの家があります。チェスターの家々に比べるとずっと素朴な感じです。
穏やかでのんびり歩くのに楽しい街です。
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シュルーズベリーは、チャールズ・ダーウィンの生まれた街。
彼の学んだ学校の建物は公立図書館になっていますが、その前にダーウィンの銅像がたてられていました。
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駅の近くのシュルーズベリー城は軍事博物館になっています。
穏やかで平和なシュルーズベリーですが、しばらく前にテロで内部が破壊されたと聞いて驚きました。
軍事に関する展示ですから、勝者と敗者があるのは当然のこと。敗者にとっては面白くはありませんね。
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川の対岸にあるシュルーズベリー・アビー
20年ほど前、シュルーズベリーを舞台にした「修道士カドフェル」というTVドラマを放映していたそうです。
原作はエリス・ピーターズの連作ミステリー小説だということなので、出発前にその第1巻「聖女の遺骨求む」を読んでいました。
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12世紀のシュルーズベリー・アビーが舞台。
巡礼者をたくさん引き寄せ、修道院を繁栄させるため、修道院長はウェールズの寒村に葬られている聖女の遺骸を盗み出そうと画策。
いろいろあった後、修道士カドフェルの知恵で遺骸を持ち帰り、その後修道院は繁栄していく、といったあらすじでした。

アビー内にあった修道院の歴史についての展示をみると、ウェールズから聖女の遺骸を持ち帰ったのは史実だったとのこと。
史実をもとにミステリー小説ににしていたのですね。
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夕食は、15世紀の建物のパブ「スリー・フィッシュ」で。
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どんな田舎町かと思っていたシュルーズベリーですが、おだやかでかわいい町でした。






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# by small-small-world | 2016-08-27 10:21 | スコットランドとイングランドの旅2016 | Comments(0)

コンウィ城~スコットランドとイングランドの旅(14)

チェスターからウェールズまでは、わずか10数キロ。
チェスターでレンタカーして、世界遺産の古城、コンウィ城まで日帰りで行ってきました。 

コンウィはウェールズの北西の端。
イングランド王エドワード1世がウェールズを制圧後、1283年からわずか4年半で完成させた城です。
石材はチェスターから、鉛はウェールズ北岸のフリントから、鉄はチェスターの東のスタフォードシャーから運び、1500人もの石工を』使って完成させたのだそうです。中世の王権、恐るべし!

当時ウェールズ人異国とみなされていて、城壁内にイングランド人を移住させて街を造り、イングランド人の兵士が城を守りました。
保存状態がいいということですが、現在では廃墟に近いというのが本当のところでしょう。

インフォメーションセンターの背後にある木製の階段を上り、城壁を歩いて城に向かいます。
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城の入り口にある看板は英語とウェールズ語が併記されています。
ウェールズでは、当たり前なのでしょうが、両方の言葉で表示されています。
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コンウィ城は、8つの円柱形の塔を持つ巨大な城です。
往時には威容を誇ったことでしょう。
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岩山に築かれているので、それを利用して何層にもわたる造り。
塔に登るとはるか向こうまで見渡せます。
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階下に下りる階段
食物の貯蔵にでも使われたのでしょうか。
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大ホールを取り巻く回廊で、観光客の男性が下にいる仲間に向かい芝居がかった様子で手を広げ、大声で台詞らしきことをしゃべると、下にいる女性が同じように大げさに返していました。
たぶんシェイクスピアの一場面だったのではないかと思います。
そんなことをしてみたくなる雰囲気がこの古城にはありました。
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コンウィの街は海に向かってこじんまりと開けています。
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ハイストリートに面して建つプラース・マウル
エリザベス王朝時代の豪商の館です。
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建物もさることながら、建物の中が当時のままに再現されています。
台所には生のハーブがおかれ、リビングの手洗い容器には生のバラの花びらが浮かべられています。
台所にぶら下げられた兎や鹿はまさか本物ではないと思いますが。
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海辺には、世界一小さい家があります。
真っ赤な家の前に赤いマントを着たおばあさんが立っています。
写真を撮っていた観光客のグループにおばあさんは手のひらを差し出しました。
おばあさんのビジネスなんですね。
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コンウィの浜辺で少しのんびりして、チェスターにもどりました。
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# by small-small-world | 2016-08-25 15:50 | スコットランドとイングランドの旅2016 | Comments(0)

チェスター~スコットランドとイングランドの旅(13)

イングランド北部のヨークから島を南西に向かって横切り、チェスターに向かいました。
チェスター駅の外観はまるで宮殿のよう。
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駅前のQueen Hotelの玄関にはヴィクトリア女王の像が掲げられています。19世紀末の雰囲気です。
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チェスターはウェールズと境を接し、ローマ軍の城砦のあった古い街です。(知名に「チェスター」とつく街はローマ軍の砦のあった街だそうです。)
チェスターはデイ川の水運を利用した通商都市として栄えました。
現在、チェスターの大部分を所有するのはウェストミンスター公爵。ウェストミンスター公爵といえば、ロンドンにたくさんの土地を持つ大地主。チェスターまでもが、公爵の所有地なのですね。
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街の周囲はローマ時代からの城壁がほぼ完璧に残されています。
ちょうど菩提樹の薄黄色の花が房のように咲いているのを楽しみながら歩きました。
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チェスターの木組みの家は素朴というより大変豪華な雰囲気です。
4階建てや5階建て、1階はアーケードになっています。
木組みも木そのものではなく、白と黒のデザイン壁といったもの。ひとつとして同じデザインの建物はありません。

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中世の町並みを残した街として有名なチェスターですが、現在のように豪華な白壁に黒の木組みの家が立ち並ぶ街になったのは150年前のヴィクトリア女王の時代。
ロウズと呼ばれる商店街には150周年記念のフラッグが飾られていました。
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イーストゲートの時計も1897年のもの
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もちろん14世紀に建てられた家もありましたが、。
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明治4年に日本を発った遣欧米使節団は、ロンドン、エディンバラやグラスゴーなどの都市はもちろんですが、このチェスターも訪れているようです。ちょうどチェスターの街づくりが完成した時期ですから、さぞや華やかな雰囲気だったことでしょう。
当時まだ若かった岩倉具視、伊藤博文、大久保利通、木戸孝允等が、維新直後にイギリスで見聞したことはカルチャーショックを超えるものだったに違いありません。

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# by small-small-world | 2016-08-24 00:20 | スコットランドとイングランドの旅2016 | Comments(0)

ヨーク(2)~スコットランドとイングランドの旅(12)

ヨークといえばヨーク・ミンスター
カンタベリー大聖堂に次ぐ英国第2の大聖堂。
ヨークの街にでんと聳えています。
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大聖堂のある場所は、かつてローマ軍の城砦のあった場所。地下にはその当時の遺跡が残っているそうです。
その後ノルマンの聖堂が建設された後、現在の大聖堂は13世紀の初めから250年の歳月をかけて建設されました。

朝9時から始まる見学時間に一番乗りする勢いで訪れたのですが、なんと工事のため数日間見学できないとのこと。がっかり。
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でも、聖堂の中に入っていく子どもたちのグループがいます。
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入り口に立っている男性に「中部を見学できなくてとても残念」と話してみました。
すると「夕方5時からの礼拝に来れば聖堂内に入れますよ。」という情報を教えてくれました。

ヨーク・ミンスターの外壁は風化が激しく、痛みがひどかったので、現在長期間かけての大修理中。
外壁には足場が組まれ、庭には資材が置かれています。
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全部で2500個もの石材を交換するとのことで、石工たちが庭の作業場で石を削っていました。
ただの「作業」というより、歴史あるものを未来につないでいこうという誇りのようなものを感じる場でした。
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夕方5時に訪れてみると多くの人が礼拝の始まるのを待っていました。
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案内され聖歌隊席の周囲に着席しました。
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礼拝は聖歌隊による聖歌によって進められていきました。
朝、聖堂に入っていった子どもたちは聖歌隊のメンバーだったようでした。
コーラスもテナーやバスの独唱もとても素敵でした。

礼拝の最後に司祭によるお説教がありました。
EU離脱の国民投票が行われたばかりのときでしたが、「この困難な時期に国民は結束Unityを大切にしていこう。そして世界とのUnityを大切にしていこう。」と呼びかけていたのが印象に残りました。

ミンスターの内部は工事中ということもあり、どこかがらんとした感じでしたが、通りがかりに有名なステンドグラスだけはなんとか見てきました。
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# by small-small-world | 2016-08-22 23:40 | スコットランドとイングランドの旅2016 | Comments(0)

ヨーク~スコットランドとイングランドの旅(11)

スターリングから一日に一本だけロンドンへ直通する列車があります。
その列車に乗って、ヨークへ向かいました。
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ヨークはローマ帝国時代に大きな城砦があったところ。
紀元71年から約600年にわたり6000人もの兵士が駐屯したそうです。
その後巨大なヨークミンスターが建設され、ヨークは羊毛の交易で商業の中心地となって栄えました。

城壁に囲まれたヨークの街は中世の雰囲気が残り、なかなか魅力的な雰囲気。
多くの観光客が散歩を楽しんでいました。

シャンブルズ
かつて肉屋さんが軒下に肉をぶらさげたそうで、二階以上の軒が道路側にせりだしています。
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この家は1606年に建てられたもの。
二階の床がたわんでいます。
1階は現代的な靴屋さんです。
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城壁はきれいに整備されていて、観光客のいい散歩道になっています。
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歩き疲れて、Betty's Cafe でお茶を。
有名なカフェなので、観光客がずらりと順番待ち(ほとんど中国系の観光客)。
1階のガラス張りのカフェをあきらめ、B1の喫茶室へ。こちらもまわり中、中国系観光客でした。恐るべし、中国系観光客。
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夕食は、ヨークで一番古いパブ「オールド・ホワイト・スワン」でフィッシュ・アンド・チップスを。
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ホテルは川沿いにある高層ホテル。
夜10時、やっと日が暮れ、ヨークミンスターがほのかにライトニングされ、きれいでした。
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# by small-small-world | 2016-08-18 22:56 | スコットランドとイングランドの旅2016 | Comments(0)

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