Forty letters from Seattle

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家の中を整理していたら、忘れていた手紙の束を発見しました。
全部で40通
今から32年前(正確には1976年11月2日から1977年12月18日まで)
米国ワシントン州シアトルから両親に書き送った手紙です。

15年くらい前、家の中を整理していた母から「とっても面白い手紙だったから保存しておいたけれど、お返しするわね。」といわれて引き取ってきたのですが、そのままになっていました。
一通ごとに番号がふられ、両親が楽しみに私の便りを待っていてくれたことがしのばれます。

1ドルが300円だった時代
国際化は進んでいたとはいえ現在のように気軽に海外旅行をする感じではなかったと思います。
日本を出るとき、長女は1歳10ヶ月、長男はやっと生後6ヶ月になるところでした。4ヶ月前から暮らし始めていた連れ合いのもとに長男が6ヶ月になるのを待って合流したのでした。

初めて経験するアメリカでの生活、子ども達の成長の様子を両親に伝えようとせっせと手紙を書いたのでしょう。数通取り出して読んでみる鮮やかな記憶がよみがえります。

「1st」と番号がふられた絵葉書は1976年11月初めに兄妹に送られたもの。ワシントン大学の構内の絵柄です。c0039428_11182143.jpg
空港への見送りありがとうございました。
今日の午前中、両親は無事LAに向かいました。
さあ、これからアメリカでの私の生活が始まります。
シアトルは自然に包まれた静かな町です。
木々はみな紅葉の盛り。あらゆる黄色、あらゆる紅に染めわけられています。そして、その中でおとぎ話に出てくるような小ぎれいな街並みの中、平和な生活が営まれています。これから見聞するうちに、どんなふうに印象が変わるでしょう。
我がアパートは大学のすぐそば、集中暖房やひねればお湯の出てくるところは日本の高級マンション並みです。来春いらしてくださるのを楽しみにしています。

幼い子二人を連れ、オムツなどたくさんの荷物持参でアメリカに向かう私を心配して両親がシアトルまで送ってくれ、2日ほど滞在した後、二人でLAとNYを旅行して帰ったのでした。
戦前の教育を受けた両親は、英語の読み書きは堪能でしたが、聞く話すはまったくだめだったはず。
初めてのアメリカ旅行の思い出を聞いたことはそういえばありませんでしたが、どんな旅行だったのでしょう。
今では聞くすべもありませんが。
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by small-small-world | 2009-05-20 11:24 |    思い出の街角 | Comments(0)