結城・下館を訪ねて(2)

結城から下館までは水戸線で15分ほど
思いつきで立ち寄ってみました。

下館にも古い歴史があります。
下館という地名は、10世紀に遡ります。
平将門の乱の折、藤原秀郷が築いた上館・中館・下館のうちの下館が起源だそうです。

c0039428_20415611.jpg利根川水系の支流五行川沿いの台地が下館城の跡地だそうですが、地味な祠のある
神社境内に石碑が残るのみです。


c0039428_2043737.jpg与謝野蕪村は下館と結城で10年間ほど過ごしたそうですが、その時蕪村
援助したのが中村家。
美術サロンを開いているとのことでしたが、あいにく休館でした。


c0039428_20455891.jpg下館といえば、陶芸家板谷波山の出身地
板谷波山記念館には、波山の生家と田端にあった工房が移築されています。
以前出光美術館で開催された波山の回顧展を見たことがありますが、
精密に描かれたアールヌーボーを思わせるデザインに不透明釉をかけた幻想的な
美しい器に魅了されました。
妥協を許さない波山は、できばえが気に入らないものは惜しげもなく割ってしまった
ということです。
資料館には田端の工房に残された破片の数々が展示されています。完品はなぜか
置いてありません。記念館なのですから、ひとつくらいは置いてあってもよさそうなのですが。


下館は、1940年の大火で町の中心を焼失したそうですが、かつては木綿の集散地として
栄えたそうで、蔵作りの家々が残る街筋も残っています。
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c0039428_20501872.jpg2階のみが古い建物を残した菓子店立川
下館で私たちが見た店では、一番繁盛していました。お土産に「百歳満寿」という素朴な
お饅頭を購入しました。


静かな地方都市下館ですが、駅前通りに突如として巨大な現代的建築があらわれます。
地域交流センター「アルテリオ」
有名建築家のデザインなのでしょうけれど、いわゆるハコモノ。
街の雰囲気とまったく溶け合わないと思うのですが。

「今年は寒くって苗の生育が悪くて、田植えが遅れてねえ」と板谷波山記念館の受付の方。
水戸線沿線の田んぼの田植えもまだ3割くらいしか田植えが終わっていませんでした。
連休中暖かかったので、今頃はもう終わったでしょうか。
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by small-small-world | 2010-05-08 20:52 | ☆散歩道 | Comments(0)