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兜作りの民家の宿

奥多摩桧原村に古い民家を使った宿があるということを聞いたことがあって、気になっていました。

せっかくのゴールデンウィーク
遠出もいいけれど、近いのに知らなかったところに行ってみるのもおもしろそう。
WEBで検索したら、簡単に発見できました。

東京都の西のはずれ
山梨県との県境に近い桧原村数馬という谷間の集落があります。
地図で見ると虫眼鏡でみたいような小さな文字で書かれた集落です。

その最奥にあるのが、今回宿泊した旅館です。(HPはこちらです。→→☆☆
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築200年の兜作りという大きな茅葺きの民家です。
もともとはこの地で19代を数える農家
田畑のあまりないこの地では養蚕と林業が主たる生業でした。大屋根は養蚕のため
谷間の地で日照が悪く、桑の葉が痩せているので多量の桑の葉をやらなければならないので、それは重労働だったということです。


c0039428_11341739.jpg数馬には隣接する甲斐地方の影響で兜作りの農家がかなりあったということですが、現在でも当時の姿をとどめているのはここだけということでした。
山間部だけあって立派な材木が使われています。


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兜作りの母屋の真横に同じコンセプトで増築された旅館部分があります。
囲炉裏がしつらえられ、渓流の水音を聞きながら静かな時間をすごすことができるのは、ゆったりした気持ちを取り戻すことができる感じがします。
テレビのない静かな生活もいいものですね。


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山里の宿なので、食事は山菜料理
少量ずつ、いろいろな山菜料理の小鉢が出ます。
ローカロリーですが、若い人にはちょっと物足りないかな??



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春爛漫
山里の桜は今が満開
山々の木々の若葉も輝くばかり
本当に美しい季節です



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朝食前、かまどでもち米をふかし、母屋の土間で餅をついてくれます。
もともとは農家で民宿をしていた家
宿の主人夫婦が準備し、若主人が勢いよくつきあげます。

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緑菜と入れてついているので「ヨモギですか」とたずねましたが、ヨモギではなくオオヤマボクチの葉だということでした。    (→→オオヤマボクチ
「昔は増量のために入れたものなんだけれど、今ではこれが贅沢ということになってしまって・・・・」と割烹着姿のこの家の主婦は複雑そうでした。
物のない生活の中で、山野から採取した草や実を調理したり保存したりしてきた山村の知恵が、都会からやってくる客にとっては贅沢な経験ということになるのですから、苦しい時代を知っているこの主婦にとっては確かに複雑なことに違いありません。
by small-small-world | 2011-05-01 11:23 | ★旅 | Comments(0)

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