明治から昭和初期に生糸の商いで栄えたという長野電鉄の街須坂を歩きました。
隣町の小布施は、おしゃれに観光化してたくさんの観光客を集めていますが、須坂は人口5万人と街もやや大きく、街全体の雰囲気作りはあまりしていないようです。 観光センターでレンタサイクルを借りてサイクリングで回るつもりだったのですが、小雨が降っているので、あきらめて、タクシーで田中本家博物館まで行き、そこから歩いて駅まで戻ることにしました。 須坂の商家田中家の土蔵の中におびただしい品が保存され、それを当主の老婦人が守っているという新聞記事が出たのは何年前だったでしょうか。その後、食品会社のサラリーマンだった12代目当主が館長になって博物館を開館したのは平成5年。いつか訪れてみたいと思っていました。 田中本家博物館→→★★ 3000坪の敷地に屋敷、回遊式庭園それに20にも及ぶ土蔵。 享保年間(1733年)に初代が穀物や菜種油などの商いを始め、その後須坂藩をしのぐ財力を持つようになったとか。 須坂なので、繭や生糸の商いで財をなしたのではないかと思っていましたが、いわば総合商社のような商いだったようです。 大正時代の 最も立派な庭は天保年間(1780年頃)のもの。天保といえば、世の中が飢饉で大変だったとき。周辺の人たちにうらやまれたこともあるのではないでしょうか。 田中本家博物館から駅まで、ぶらぶらと散歩しながら戻りました。 明治から昭和初めに製糸業で栄えた町 さりげなく蔵作りの家並みです。 おいしい蕎麦屋があったら入ろうと探しましたが、見当たりませんでした。
by small-small-world
| 2011-11-05 22:06
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