さてプラハをどのように歩きましょう。 街の感覚をつかむために今回は事前に半日のウォーキングツアーに予約しました。 朝8時半、指定された集合場所、ヴァーツラフ広場の聖ヴァーツラフ騎馬像前へ。 ガイドは日本語堪能なチェコ人のヤンさん。 陶芸を学ぶために佐賀に滞在されたことがあるそうです。 参加者は私たち二人と長野県からのご夫婦、計4人。 お二人はザルツブルブ、ウィーンを経由してプラハに入られたとのこと。 それぞれの町でウォーキングツアーに参加する方法で周遊されているそうでした。 日本からいわゆるツアーに参加すると、時間的に制限があり、食事もあてがわれている感じがするので、 個人旅行の賢い方法だと思いました。 さて、ヴァーツラフ広場から地下鉄とトラムでプラハ城へ。 ゲートには長い行列があり、所持品のチェック。 20年前と違い、世の中が物騒になっているのでしかたがありませんね。 城門では定時に行われている衛兵の交代式 一昨年のエディンバラ同様、中国からの観光客のパワーに圧倒されました。 大統領府の旗 大統領が国内におられる時には掲揚されているそうです。 城内にそびえたつ聖ヴィート大聖堂 高さ96メートルのゴシック様式の尖塔。王宮内にあるにしては巨大なものです。 もとは930年に建立されたロマネスク様式の円形の聖堂だったそうですが、1344年にカレル4世が1344年に現在の巨大な聖堂に建て替えたのだそうです。 堂内のステンドグラスの一面はミュシャのデザイン。 明るくスマートなデザインです。 重さb2トンもの純銀製の巨大な像は聖ヤン・ネポムツキーの墓碑。 酸化して黒ずみやすい銀製。磨き上げておくのは大変なことでしょう。 聖ヤン・ネポムツキーは王妃の懺悔を国王に漏らさなかったことから舌を抜かれ川に投げ込まれた14世紀の宗教者。 こんなにも巨大で立派な墓碑が作られているのはどうしてなのでしょう。 聖ヴィート大聖堂内には聖ヴァーツラフの墓所でもある聖ヴァーツラフ礼拝堂 この中のどこかに保管されているのは聖ヴァーツラフの王冠 カレル4世のために制作され、ボヘミア王の戴冠のみに使用されたもの。 保管場所は7つの鍵で施錠され、その鍵は大統領、プラハ市長、大司教など7人の要人が保管しているそうです。 5年に一度だけ公開されるそうですが、長蛇の列ができるそうです。 これがその王冠 王宮内にレプリカが展示されていました。 16世紀まで国王が居住した王宮内のヴラジスラフホール 天井のアーチのデザインが美しい。 当時のヨーロッパでは最も広いホールで、戴冠式、舞踏会、時には馬上試合にも使われたそうです。 城内のほぼ中央にある城内で最も古い聖イジー教会 こじんまりとしたロマネスク様式の建物で前面の赤い色合いが魅力的でした。 城内で一番混みあっていたのは黄金の小道 色とりどりに塗られた小さな家々、今ではそれぞれお土産やクラフトを売る店になっていました。 高台にあるプラハ城からはプラハの町が見渡せます。 ヴルタヴァ川に沿った美しい街です。 丘の斜面には葡萄畑。 王宮の斜面に畑とは意外ですが、日当たりがよい場所です。 かつてここを所有した人は大戦後の体制を嫌いアメリカに逃れたそうで、 その後は国が管理しているそうです。
by small-small-world
| 2018-07-26 16:19
| チェコ&ドレスデン 2018
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