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木曽路を歩く

さわやかな一日、妻籠宿と馬込宿を歩きました。

まるで、江戸時代の旅人になったような感覚。町中が気持ちの良いもてなし気分でいっぱいです。

木曽路を歩く_c0039428_2382868.jpg2年前6月に来たときは、軒先にかわいい草花が植えられていたけれど、今回は柿の実やすすき、菊の花などがさりげなく籠やつぼに投げ入れられていたり、巨大な橙色のかぼちゃが旅人をもてなしてくれます。


木曽路を歩く_c0039428_23141225.jpg前回泊まった旅籠の「松代屋」。お客は2組だけ。素朴な料理も旅籠らしくて楽しめました。夕暮れ時、ほの暗い街灯だけが照らす人影のない街道はなかなか風情がありましたっけ。


素晴らしい瞬間に行き合わせたのは国重要文化財の脇本陣奥谷。
総檜造り。長年囲炉裏のすすにいぶされ、重厚に黒光りした建具。
かつて明治天皇が御休憩をとられた由緒ある建造物です。

案内係が「まあ、なんて素敵!」と声をあげるほど魅力的な瞬間に居合わせたのは幸運でした。




木曽路を歩く_c0039428_2326836.jpg



天窓から差し込む光が囲炉裏で炊く火からのぼるかすかな煙をまるで射抜いてでもいるように貫いています。

まるで織機にまっすぐに張られた縦糸のよう・・・。

前日の小雨交じりの天候で空気が湿っていたこと、時間帯、季節その他いくつかの条件が重ならないと見ることが出来ないそうで、一年の間に数回しか見ることのできない珍しい現象だとのこと。

きれいでした。
by small-small-world | 2005-11-04 20:37 | Comments(1)
Commented by gooday1223 at 2005-11-04 21:33
旅先からのアップですね!妻籠と馬籠を結ぶ街道、私も学生の頃歩きました。町並みが守られつつ、適度な観光化が感じがいいところだと感じました。紅葉のほうはいかがでしょう?帰ってからの報告楽しみにしています・。
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