古代以来日本人は様々な繊維を使って布を織ってきました。
苧麻、藤布、しな織、葛布・・・・・。夏の間に採取し、冬季に糸にし織り上げたのでしょう。手間のかかる手仕事です。 なかなか実物をみる機会はないのですが、鶴岡の致道博物館の収蔵庫には、何枚かが展示されていました。 ワラビの綿で作った着物。話しには聞いたことはあるのですが見るのは初めてです。 裂き織の着物。江戸時代、北前船で運ばれて、古着が流通していたそうで、東北地方日本海側では裂き織が盛んだったそうです。裂き織というとざくざくした織り方を想像しますが、細く細く布を裂き、しっかり織り込んでしっかりした布になっています。 藍染の刺し子。刺し子のデザインのモダンさに感心します。 こちらは祝いばんどり。荷物を担ぐときの背あてだそうです。婚礼のとき花婿が花嫁に贈る慣わしがあるとのこと。おらが嫁さに贈る初プレゼントならでは、一つとして同じものがない斬新で凝ったデザインが楽しめます。
by small-small-world
| 2005-12-18 21:24
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Comments(1)
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by
karumian at 2005-12-29 23:30
私は結婚前、北馬込に住んでいました。
鶴岡に行ったのも20年以上前になってしまいました。到道博物館も行ったはずですが、当時は原始布に興味がなかったからか覚えていません。 改めて、鶴岡、酒田行ってみたいです。今は寒いから暖かくなってから。
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