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どしゃぶりの山鉾巡行

祇園祭のハイライト、山鉾巡行。

巡行が始まる前に、知人のKさんが鉾の舵をとる役回りで参加されているので、ご挨拶にスタートを待つ○鉾の町家を訪ねました。
いつもはりゅうとしたスーツ姿の大学教授のKさんが、今日ばかりは鉢巻に半被という勇ましい町衆姿。
もう20年以上も車輪の舵取りをされているとのことです。

「雨ぐらいでは山鉾巡行はやめませんよ。一年だけ戦争で中止しただけで、もう何百年も続いているんですからね。」
「この鉾の宝物は室町時代のもの。実際には江戸時代に作った複製を載せていますがね。」
「この車輪はアカガシの材で作られています。一度組んだら絶対壊れない頑丈なものです。」
Kさんは誇らしげです。

c0039428_15534063.jpg舵とりは、体力と技が必要なのだそうです。
見せ場の辻回しはもちろんのこと、まっすぐな通りを行くときでも、路面の凹凸にあわせ、左のような木のこてのようなものを進行している車輪の下に突っ込ん微調整するのだそうです。(この写真はKさんではありません)


祇園祭を誇りに思うKさんのような町衆が、長い祭の歴史を作ってきたのでしょう。

c0039428_15555729.jpg町家からかけたはしごを伝って囃し方が鉾に乗り込み、いよいよ鉾は出発です。


私たちは混雑していて一歩もすすめない四条通を回避、一本裏手の錦小路を東へ。河原町通りのアーケードの下に陣取り、鉾の列がやってくるのを待つことにしました。

隣で巡行を待つ外国人の二人は、オランダから。
九州に入り、長崎、阿蘇、別府、松山、高知、広島、倉敷、姫路、奈良を経て京都に入ったら偶然祇園祭にめぐり合わせたとのこと。
ラッキーな観光客です。

c0039428_15582919.jpgザアザアぶりといっていいほどのひどい雨。
山鉾はビニールシートに覆われ、引き手はまるで川からあがってきたかのようにびしょぬれです。

宵山で緞帳を間近に見ておいてほんとうに良かった・・・・!




c0039428_162372.jpg鉾の前で扇を持って舵をとるふたり。
c0039428_16472.jpg番傘と裃の役回りの人々。


雨であいにくの祇園祭だったけれど、町衆たちの心意気を感じた2日間でした。

この日の歩行歩数: 19800歩
  京都では知らないうちにたくさん歩いてしまいます
by small-small-world | 2006-07-19 16:11 | 奈良・大和の旅 2006~2010 | Comments(0)

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