今回のイタリア滞在の楽しみのひとつは絵を見ること。
ローマでは、カラヴァッジョ、そして、ヴァチカンではミケランジェロとラファエロのフレスコ画。 カラヴァッジョは、カピトリーナ絵画館とボルゲーゼ美術館で9点見ることが出来ました。カラヴァッジョのの描く人物は深い情念を湛えていて、暗い画面に引き込まれるような気がします。 Sick Bacchus c. 1593 Oil on canvas, 67 x 53 cm Galleria Borghese, Rome ボルゲーゼ美術館ではラッキーなことにラファエロの特別展を開催中でした。 ボルゲーゼ美術館では一度に360名の入場者しか受け入れていないので、鑑賞するには予約が必要です。私は、出発前にインターネット上から予約しました。 1working day のうちに返答が返ってくることになっているようですが、時差もあり、私の場合出発の朝になって予約書を確認、それを急いでプリントしたものを持参しました。 予約サイトは以下です。 http://www.ticketeria.it/ ボルゲーゼ美術館自身の素晴らしいコレクションに加え、ラファエロのごく若い頃の素描風のものから円熟期の聖母子像にいたるまで、ロンドン、ニューヨーク、それにルーブルなどからも重要な作品が貸し出されていて充実した展覧会で、大満足でした。 ヴァチカンのラファエロのフレスコ画の素晴らしさはもちろんのことでした。 立ちすくむような美しさでした。 ヴァチカンへは、ラファエロをお目当ての人が多いのでしょう。ラファエロの間は、立ちすくんでいる人でたいへんな混雑でした。 システィーナ礼拝堂はミケランジェロの「最後の審判」をはじめ、堂内のフレスコ画をゆっくり見られないほどの人ごみ。時々警備員の「シーッ」という静粛を求める声が響いていました。 ヴァチカン博物館に入るには相当な時間並ぶので朝早くから並んだほうが良いとガイドブックに書かれているので、8時45分の開館前の8時半に現地に着いたのですが、すでに長蛇の列。実際に入館できたのは9時45分でした。 ところが、12時頃外に出てみると、もう誰も並んではおらず、待ち時間ゼロのようでした。みんな同じようなガイドブックの記述を読んで、慌ててやってきたのでしょうね。
by small-small-world
| 2006-09-09 23:21
| イタリア2006
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