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フランスの美しい村を訪ねて(13)~Cardaillac

「フランスの美しい村」の認定は、はひとりの村長の呼びかけで、地方の村の保全と活性化を目指して1982年に始められそうです。

認定の基準は次の4つ
1.人口2000人未満であること
2.2ヶ所以上の保護遺産か遺跡があり、その保全のための計画的な土地利用政策がなされていること
3.村の建物の外観が調和がとれていること
4.自治体の議会の承認を得ていること

現在150の村が認定されているそうです。

フィジャックのすぐそばに「フランスの美しい村」に指定されているCardaillacカルダヤックという村があるので立ち寄ってみました。

静かな静かな村
ぶどう棚の下で村人たちがのんびり憩っています。
観光客など一人もいません。

美しい村に指定されているからには、なにか遺跡風のものがあるのではと歩いていくと12世紀に建てられた塔が見えてきました。
かつては、この地方一の貴族カルダヤック家の居城だったそうですが、、百年戦争や宗教戦争で破壊され、現在では塔しか残っていません。
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本当に地味な「美しい村」でした。
一口に「美しい村」といっても、多くの観光客が訪れる村もあれば、カルダヤックのように訪れる人もない静かな村もあるようです。
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by small-small-world | 2010-09-30 23:19 |    南西フランスドライブの旅 2010 | Comments(0)

フランスの美しい村を訪ねて(12)~Figeac

フィジャックFigeacは、エジプトの象形文字を解読したシャンポリオンの生まれた町です。

一昨年大英博物館にあるロゼッタ・ストーンを見て関心を持ち
彼の伝記⇒⇒☆「ロゼッタストーン解読」を読んだので、フィジャックという地名は記憶に残っていましたがまさかその地を訪れることになるとは思いもよりませんでした。

サンチャゴ巡礼道の道筋にあるフィジャックは修道院を中心に発展した町。
高台にある教会から見下ろした町。
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この町でもミッシェラン・ガイドにあるウォーキング・ルートに沿って歩いてみました。
細い石畳の道
木組みの見える独特の建物
数百年前にタイムスリップしたかのような町です。
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フィジャックの町でも、歴史散歩ルートを紹介しているらしく、要所要所に看板が取り付けられていて、助かりました。
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本の行商人だったシャンポリオンの父親はグルノーブルから移住し、ここフォジャックで本屋を開店したそうです。
シャンポリオンが生まれたのは1790年。フランス革命の嵐が吹き荒れていた頃でした。

彼の父の店から町の広場まで20メートル足らず。
広場にはギロチン台が置かれ、ギロチンが執行される音や民衆の歓声を聞きながら、シャンポリオンは育ったと伝記に書かれていたのが記憶に残っていたのですが、たしかにシャンポリオンの父の店のあった薄暗い通りを抜けると町の広場が開けていました。
ギロチンの刑が執行される日には、町中が騒然としたことでしょう。

私たちが訪れた日、広場ではマーケットが開かれていました。農産物を売る店が並び、近隣からやってきた家族連れで大賑わいでした。
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畑で取れたばかりのものを携えてきたお百姓さんもいました。
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街角のバンドの演奏に足をとめる人々も。
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「シャンポリオンの町」は、活気ある地方都市でした。

シャンポリオンの生地はには、巨大なロゼッタ・ストーンのコピーが置かれ、その隣は文字をテーマにしたミュージアムになっていました。
象形文字を掘り込んだロゼッタストーンの上では子どもたちが追いかけっこをして遊んでいました。
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by small-small-world | 2010-09-27 22:42 |    南西フランスドライブの旅 2010 | Comments(0)

フランスの美しい村を訪ねて(11)~長旅の知恵?

今回の旅行に持参したのは、トラベル・クッカーという電熱コンロとお米。
朝食は、これで炊いたご飯、インスタントの味噌汁、梅干や海苔。それに果物とコーヒー。
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昨年イタリア旅行したとき、ラヴェンナのカフェでたまたま隣り合わせた旅なれた日本人のシニアのご夫婦 (⇒⇒☆)が、コンロを持参して、簡単な料理をしていると話していたのに影響されて、私たちも試してみたのです。
             

フランスのホテル料金は、朝食代別途で設定されているようです。イギリス、イタリア、ドイツでは朝食代込みだったような気がするのですが。
朝食代は3つ星クラスのホテルで8~15ユーロ(1000円から1500円)。値段はともかく、メニューは数種類のハム&チーズ、ヨーグルト、果物それにコーヒーとパン。どこでも同じ。毎日では飽きてしまいます。

日本食がないと駄目な私ではありませんが、キャンプ気分でご飯を炊き、暖かいのを食べられるのは、とっても楽しいことでした。
by small-small-world | 2010-09-25 22:35 |    南西フランスドライブの旅 2010 | Comments(0)

フランスの美しい村を訪ねて(10)~Rocamadour

ロカマドゥールRocamadourはフランスで最も有名な巡礼地です。
150メートルの断崖に添うように重層的に教会が建てられています。
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かなり昔から修行の場だったようなのですが、1166年聖堂の敷居の下に村人を埋葬しようとしたところ、そこにはすでに埋葬されている人物が発見され、その後奇跡が起こるようになったとのこと。
以後、たくさんの巡礼者が訪れるようになったそうです。

聖堂への急な階段
最初に英国プランタジネット家のヘンリー王この階段を膝をついて登って以後中世の巡礼者はこの階段を膝をついて登ったとか。
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階段上のノートルダム教会
蝋燭の光だけに照らされた小さな聖堂には、黒いマリア像が祭られています。
小さく黒光りする像は、中宮寺の如意輪観音像を思い起こさせます。
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対岸にあるホスピターレ(かつて教会の療養所があった地)のホテルからロカマドゥールまでは歩いて15分ほど。
窓からは、ライトニングされたロカマドゥールの景色を楽しめました。
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翌朝早く谷底からなにやら響く音が聞こえてきたと思ったら、気球が3つふんわりと舞い上がり、ロカマドゥールの真上を通ってどこかに飛び去っていきました。レジャーの一つなのでしょうか。
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by small-small-world | 2010-09-25 18:05 |    南西フランスドライブの旅 2010 | Comments(0)

フランスの美しい村を訪ねて(9)~Collonges-la-Rouge

その名も「赤い村コロンジュ」という名前の美しい村を訪ねました。
小さな村ですが、村中の建物が一つ残らず真っ赤な砂岩で作られています。
なんとも素敵な村です。
「フランスの美しい村」第1号の村だそうで、その事務局が置かれているということです。
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チュレンヌからは車で10分ほど。かつてチュレンヌの重臣の領地だった村です。
16世紀には、チュレンヌの領主が休日を過ごす村でもあったそうです。
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村の奥のほうには11世紀に建てられた教会があります。もちろん赤い砂岩で作られています。
タンパンは12世紀のもの
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村の外側には16世紀に建てられたエレガントなマナーハウス。
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こじんまりとしていますが、魅力的な村でした。
by small-small-world | 2010-09-24 23:07 |    南西フランスドライブの旅 2010 | Comments(0)

フランスの美しい村を訪ねて(8)~Turenne

ドライブ3日目は、サルラを出て二つの美しい村を訪ねてから有名なロカマドゥールに向かうことにしました。

牧草地や森を抜けて走るドライブ
え、こんな道?
まさか、迷子になったわけでは??

???続きのドライブ
でも、GPSを信じるよりほかありません。

不安になりながら暗い森を抜けると、いきなり前方の丘の上に中世の城と集落が見えてきました。
美しい村の一つチュレンヌTurenneです。
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すれ違う車もなかったはずなのに、小さな観光案内所があり、パーキングスペースには何台かの車が駐車しています。
みんな私たちのようなドライブを楽しんでいるのですね。

Turenneには、現在でこそ小さな城と小さな村しか残っていませんが、17世紀までは強大な勢力を保持したLa Tour d'Auvergne 子爵の本拠地でした。1200の村10万人の住民を支配下に置き、独自の貨幣を鋳造し、裁判権も有していました。

しかし、1738年、領主が多額の負債(ギャンブルによるものとか・・・)を抱えたためルイ15世の援助を受けることになりました。

ルイ15世はそれまでチュレンヌが保持してきたあらゆる特権を奪い、城の解体を命じました。
チュレンヌは現在では人口800人に満たない小さな村です。でも、暖炉などいくつかの石材は村内の建物の中に残されているということです。

岡の上に立つ塔は、まるで板のような幅の狭い岩盤の上にそびえています。眼下にはペリゴール地方の起伏ある風景が広がっています。

集落の向うに見える森
私たちは、あの森を抜けてきたのです。
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城から下る道筋の家々は、かつては高位の貴族の家だったのでしょうか。
人通りのない静かな村です。
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たまに訪れる観光客目当てに、名産の胡桃のケーキや胡桃のワインを売る
店がたった一軒だけありました。
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お土産に買った胡桃のケーキ
大変ひなびた味でした。
by small-small-world | 2010-09-23 21:46 |    南西フランスドライブの旅 2010 | Comments(0)

フランスの美しい村を訪ねて(7)~ミディ・ピレネーのドライブ

ミディ・ピレネーのドライブにGPSは欠かせません。

ボルドーで借りたGPS(アメリカン・イングリッシュ・バージョン)の音声を最大にして車内に響かせて・・・・、

”The end of the road, turn to the right."
"Go into the run-about, and turn to the right at the second exit."
・・・・・・・・・・・・・・・
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膝には地図を広げ、休む暇なく、気を配らなくてはなりません。

大きい道路には方面を表示する看板が出ていますが、ほとんどの道には道路脇の下のほうに道路ナンバーを示す小さな看板があるのみ。
広々とした牧草地やひまわり畑や深い森を抜けていくドライブです。
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え、こんな道を走るの?というような細い道
牧草地の真ん中をアスファルトで固めたまるでハイキング・ロードのような道路
路肩がはっきりしていない道や車同士すれ違えないような細い道。

道を尋ねようにもはるか向うのほうに牛が草をはんでいるのみ。
もちろん照明がついているわけではありませんから、日が暮れてしまったらアウトです。

ナビ役の私も緊張の連続でした。


美しい村を訪ね歩く人はとても多いようです。
キャンピングカーで回っている人たちも多いようでした。
キャンピングカー用のパーキング・スペースも用意されています。
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とくに印象的だったのは、70代と思われるご夫婦が多かったこと
キャンピングカーの外に小さなテーブルを広げて、ゆったりとお茶を飲んでいる姿も見かけました。
まだまだ、私たちも楽しめる!と、人生の先輩たちのゆったりした暮らしぶりに勇気づけられました。
by small-small-world | 2010-09-21 23:37 |    南西フランスドライブの旅 2010 | Comments(0)

フランスの美しい村を訪ねて(6)~Sarlat

古くから栄えた商業都市サルラSarlat
中世からの建物に加え、ゴシックやルネサンスの建物も。
各時代の建築が立ち並んでいます。
1962年には当時のアンドレ・マルロー文化相によって保存地区に指定されました。
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ミッシェランのガイドブックにあるウォーキング・ルートにしたがい、建物と建物の間の細い路地を抜けるように歩いてみました。
タイムスリップしたような不思議な感覚がします。

広場では大道芸人が人を集め、まるで中世の市場にでも迷い込んだようです。
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サルラは美食でも知られた町
この日ばかりはと、フォアグラやトリュフなどおいしいペリゴール料理に舌鼓を打ちました。
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夜のサルラ
どこか祭を感じさせる町です。
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by small-small-world | 2010-09-19 22:57 |    南西フランスドライブの旅 2010 | Comments(0)

フランスの美しい村を訪ねて(5)~カステルノー城

ドルドーニュ川をクルーズしたとき、はるかにそびえていたのがカステルノー城
               Chateau de Castelnaud
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1214年カタリ派側についていたこの堅固な城は、アルビジョワ十字軍のシモン・ド・モンフォールによって攻め落とされました。
その後百年戦争では、このドルドーニュ川の要地を英仏が奪いあうことに。
すっかり荒れ果てた城は、19世紀以降修復され現在の姿になったのだそうです。

夏休みだからでしょうか、カステルノー城のふもとの広い駐車場はほぼ満車。
家族連れで賑わっていました。
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分厚い石壁の中には巨大な井戸
当時の戦争は兵糧攻めも多かったのでしょうから、井戸は重要です。
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こちらは投石機
当時の重要な武器です。
シモン・ド・モンフォールもその後投石機から飛んできた石の礫の直撃で亡くなったそうです。
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子ども向けにあちらこちらで中世そのままの姿の職人たちがデモンストレーションをしていました。
彼は独楽作りの職人さん
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城のテラスからはドルドーニュ川と美しい緑が眺められました。
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by small-small-world | 2010-09-19 21:59 |    南西フランスドライブの旅 2010 | Comments(0)

フランスの美しい村を訪ねて(4)~La Roque-Gageac

ドルドーニュ川岸辺の村ラロック・ガジャック La Roque-Gageac
美しい川辺の景色と岩肌にはりつくような家並みが印象的です。
中世の村は川沿いの車道ではありません。
少し上ると川沿いの家並みに隠れるように石造りの家並みや領主の城が並んでいます。
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クルーズ船の乗船予約をしてから村を歩きました。
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この村の領主はTarde家。ガリレオ・ガリレイと親しかった当主もいて、フランスで初めての天体望遠鏡はこの村にもたらされたのだそうです。
ただ、この当主は地動説を主張したものの、サルラで行われた裁判ではすぐに主張を曲げてしまったとか。
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このあたりの家は、崖を家の壁として建てられています。
途中に崖崩れの痕。
1957年の朝起きた崖崩れで多くの家が倒壊したのだとか。

ドルドーニュ川のクルーズ船は、かつてボルドーまで航行した運搬船と同じ型に作られています。
当時このあたりにふんだんにあった木材で作られた船
10トンもの荷を運び、ボルドー到着後はばらしてぶどう酒の樽や建材として再利用されたのだそうです。
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クルーズ船は定員50人ほど
なんと日本語の音声ガイドを貸してくれました。たまには日本人も来るのですね。

ガイドによれば、ここラロック・ガジャックは、モン・サンミッシェル、ロカマドゥールと並んで、フランス人が行ってみたいと思う3つの観光地の一つだとか。

ドルドーニュ川べりには、林の中に広々としたキャンプ場がいくつかあります。

川には、たくさんのカヌーが浮かび、家族連れがのんびりとすごしています。
北欧からのバカンス客も多いと聞きました。
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by small-small-world | 2010-09-18 22:56 |    南西フランスドライブの旅 2010 | Comments(0)

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